資本主義と言ったらその意味は誰でも説明できますよね。
でも、あなたは資本主義の本質を説明できますか?
資本主義の定義とは?
この記事でちょこっと資本主義については触れましたが、日本は資本主義国です。
“資本の運動が社会のあらゆる基本原理となり、利潤や余剰価値を生む体制”
資本主義のことを説明するとだいたいこんな感じです。
全員の人間が管理され、
『みんな同じ給料をもらうようにしよう。
だってみんな同じ人間なのだから!』
が社会主義です。
全員は自由競争に置かれ、
『みんなお金のやり取りを自由にする中でお金を稼ごう。
その方が世の中回るじゃん』
が対する資本主義です。
日本は完全な資本主義ではない
まず一つ言わせて頂くと、
日本は完全に資本主義ではありません。
労働者を守る法律が存在する時点で、
厳密に言うと労働者という用語が存在する時点で社会主義的要素が存在します。
完全資本主義国はおそらく成り立たないことでしょう。
資本主義の中で、
社会主義的社会構造を作っているのが日本の社会だと思ってください。
これについては割愛して次に行きます。
みんな社会主義にハマっている
資本主義とは、
みんな自由に資本を用いて稼いで世の中をよくしよう!
という社会なので、
そもそも、お給料をもらって生活するのが当たり前だ
なんて誰も言っていません。
そもそも誰かに雇われる必要はないんですよね。
社会主義はみんな公務員ですから、必ず雇われなくてはいけません。
それに対して資本主義は自由な経済活動を認めています。
けれども、みんな
資本主義とは何かや資本の形成とはどういうことか
が分からないから
『私のところで仕事してくれたらいくら払います!』
っていう企業のところにいくわけですね。
そもそも!
『自分がどれだけ働いたらいくら』
が社会主義的考え方なんです。
資本主義の考え方は、
『資本を用いて世の中をこれだけよくしたらいくら』
っていうものです。
そもそも別に汗水垂らさなくていいんです
みんな同じだけ頑張ろうでは非合理的で貧困な社会主義です。
前置きはここまで!!
とまあここまでよく分からないことを言ってきました。
資本主義と社会主義の違いについてですね。
資本主義は社会主義と違って規制がないので、働く必要がありません
あなたがアパートを経営していたとしましょう。
2階建てで10部屋存在するとします。
そのうちだいたい常に9部屋は人が住んでたとして、
9部屋×6万円/部屋・月=54万円/月
=648万円/年
これでだいたいそれなりにエリートのサラリーマンくらいの収入がありますよね。
ほとんど働いてなくてもこれだけ得られる。
これが許されるのが資本主義です
もちろん、最低限人を入れるためにすることだったり、契約関係などはやらなくてはいけないでしょうが、
それって最低限のレベルでしかないんですね。
週5日毎朝早起きする必要なんてありません。
価値に気付くことのできる人
先程のアパート経営は例えばの例ではありますが、こういう話を聞いたときに、
不動産経営って面白いかもしれない
と思う人が価値に気付く人です。
対して、
こんなのうまくいくわけない。固定資産税や修繕費もかかる
と思う人が価値に気付かない人ですね。
価値について考えることができなく、客観視ができない。極端な2択でしかものごとを考えられない。
前者からしたら後者は、『なんでこいつこれが分からないんだろう』
でしょうし、
後者からしたら前者は、『こいつこんなものに何興味持っているんだ』
なわけです。
子どもからしたら黄金に目を輝かせている大人の意味が分かりません。
『こんなのただ光っているだけじゃん。大の大人がなにここまで食いついているんだ』
そう思うことでしょう。
前者の人間は、
資本の価値に気付く人間です。
(資本は資本を生むと)
後者の人間は、
資本の価値が分からない人間です。
(豊かさとは労働の対価であると)
ものすごく単純な話ではありますが、世の中の人間は95%が後者です。
黄金の価値に気付かない人間がほとんどなら、気付いた人間は黄金を独り占めできますよね?
それこそが資本主義です。気付いたものは得ることが出来る。
なぜ人は価値に気付けないのか
では、なぜ価値に気付けないんでしょうか。
真面目に働くのが1番という洗脳をされているから
日本では汗水たらして働くことこそ美徳です。
それを機会を使ってラクしようものならまるで犯罪者のように扱われます。
みんなが苦労することこそ全員の仲間意識の源なのです。
教育とは洗脳ですから。