起業家の墓場、上場ゴールとは


『8兆円企業を作る』という強気な発言で投資家を沸かせたgumiという会社が、
今回は投資家を裏切ったという話題で騒ぎを起こしているので今日はそれについて触れてみます。

そもそも上場とは?

自社の株式を市場が購入できるようにし、
資金の調達をすることです。

  • 社会的信用の向上
  • 創業者および株主のキャピタルゲイン
  • 株式での資金調達(時価総額の10%程度)
  • 借入での大規模な資金調達をしやすくなる
  • BtoBであればビジネス取引に有利に働くことも

というあたりがメリットでしょうか

デメリットとしては株主に色々と文句を言われることがあります。
それによって中長期の投資などがしづらくなります。
常に利益を出さなければいけないというプレッシャーをかけ続けられることになります。

話題のgumiの場合は

これに対してgumiは、

東証一部に上場しましたが、
最近の決算の前日に大幅な下方修正を発表するなど、

上場ゴールともとれる動きを見せています。

上場ゴールとは、
上場のタイミングに決算など会社の財務状況を最高の状態に持っていき、
VCや創業者が莫大な利益を用いることを目的としたやり方である。
まるで上場がゴールのようにその後株価が奮わないことを揶揄してこう呼ばれる。

このように、大型IPOが続いた2014年でしたが、
その結果上場するまでがその企業というケースも少なくなってしまったようです。

これによってソーシャルゲームやIT業界への期待というのは少し薄れるかなと思っています。
逆にインスタグラムなどの成功例により、
世界的なブームはより広がるのではないでしょうか。