名経営者の条件、『人を動かす』には3つの要素しかない


経営者にとって重要な人を動かす能力。人があなたに従わなければ企業は成り立ちません。
これは実はたった3つの要素から成り立っています。

メンバーはそう簡単には集まらない

起業するとなると、大事なのがメンバー集め。
私は基本的には1人での起業を推奨しますが、
『このスキルを他のメンバーで補いたい』など悩みは尽きません。

1番多いのが、webおよびプログラミングのできる人間をメンバーとして取り込みたいというパターン。
web周りを担当してくれる人間と組めばサービスを無料でリリースすることができるという思惑なのでしょうか。

これは大きな誤りです。
まず、サービスができただけではビジネスにはなりません。ユーザーを集めるためのマーケットベースでのwebのマーケティングが必要になりますし(通常、コーダーデザイナーやプログラマーとマーケターは違います。)、その上で資金調達をするか、最終的にはマネタイズとなる出口が必要になります。
あなたはそれを持っているのでしょうか?

ITサービスは外から見る以上に多くの人間が絡み、多くの事業者が絡んでできています。ぱっと見だとITというのは分かりやすいですが、実態は思ったより多くの要素が絡み、そうはなっていません。

それにそのSEはあなたと組むメリットがあるんでしょうか?
ここが1番の問題です。SEというのは非常に需要があります。それこそサービスを自分で作れるのならば、その人は自分だけでも起業できるかもしれません。あなたが存在する意味がなくては組む理由がありません。

そうした釣り合いが取れていないのに一緒に起業してくれるSEを探すよりも先に、
あなたが『人を動かすことの出来る』人間になることこそが最適な道なのではないでしょうか。

お金があれば人は動かせる

人を動かす要素のうち、1つはお金です。
『なんだよ、結局金で動くのかよー』
そう思うことでしょう。

結論としてはその通りです。
綺麗なオフィスで働ける
作ったサービスにすぐ広告を投入し、拡散できる
マネタイズを気にせずにユーザー数のみを集めることに力を入れることが出来る

お金があれば、SEは自分のやりたいようにサービスを動かすことが出来ます。
基本的には大金を手にしたいというよりも、やりたいことをやるのには大金がかかってくるということです。
お金がなく、ギスギスしながら受託を受けながらやるよりも、余裕を持って開発できるというのは、SEにとってこの上なく幸せな環境です。

ビジネスの世界にとってお金を持っているというのは、
それだけの余裕を持っているということになります。
近々のノルマや売り上げに追われずにサービスに集中できるということは非常に大きなメリットです。

実績と環境があれば人は動かせる

もしあなたが無一文だったとしても、
SEに匹敵する実績を持っていれば人は寄ってきます。

実績というのは可能性の高さを示しています。
人間は今まで経験したことのない物事を完成させることはなかなか難しいです。
これはビジネスの世界である程度長く生きていないと実感できないのですが、やはり今まで経験しているかどうかで確実性が変わってきます。
やったことないことをやると言っても信用しませんし、基本的に相手にしません。

その実績は事業を動かしたものであれば特に内容に関係はないでしょう。
1つの事業を完成させたという実績は非常に大きな信用を得ます。
『この人の元でサービスを創ればしっかり回るんだ』というふうに信用してもらうことが大事です。

また、それに伴う人脈等も大事です。
この人の下で仕事をすればそのような環境もある。
事業を回すのに必要な人脈も手に入るということも同様の効果があります。

ビジョンだけでも人は動かせる

お金もない、それを覆すほどの実績も持っていない。
そんな場合でもなんとか人を動かすことのできる方法があります。

それは、『ビジョン』です。
ビジョンとは企業理念とかと一緒によく書いてあるとは思いますが、
その企業や人の掲げる方向性や最終目標を指します。

たとえその人の提供できるものがなかったとしても、
そこで能力的に釣りあわなかったとしても、
同じ目的を持つことで人を動かすことが出来ます。

企業というのは、当然利益を出すために存在しているわけですが、
従業員はそれだけのためには働いていません。
自社のサービスによってこういう目的を達成したいというビジョンが大なり小なりあります。

人を感動させるような、人の心を揺れ動かすようなビジョンを掲げることでそこに人は集まってきます。
お金を得たいや自由に行きたい以上に、自分の本来したいことをやること、自分の能力で世の中に影響を与えること(心理学的には自己実現と言います。)に人は魅力を感じます。
フォーブスの億万長者ランキングに名を連ねるような大金持ちがそれでも仕事に熱中し続けることを見れば分かるでしょう。

ただ、このビジョンというのは、そう簡単にできるものではありません。
強い情熱を持ち続ける必要がありますし、とってつけたようなビジョンには誰も興味を持ちません。
それだけの対価を支払うくらいのつもりで一つの物事のみに向き合う必要があります。

結論

人を集める、動かすのに1番単純なのは、お金を持つことです。
これは、資金を調達できることでもいいし、資金力があることでもいいわけです。
潤沢な資金を用いた環境に人は寄ってきます。

次には、実績があること。事業を完成させた実績さえあれば、多くの信用を得ることが出来ます。
しっかりと事業を完成することが出来るという安心感に対して人は、集まります。

その2つのどちらもない場合は、ビジョンという形で人を惹きつけるしかありません。
大きなビジョンの元に人は魅了され、働くモチベーションになります。

いずれのどれにするにも、手間がかかります。
実は、ビジョンは1番難しくて、どんなに苦しいときでもそのビジョンを第一に掲げられるようでなければ意味がありません。
苦しいときにすぐに方向転換するようでは人は偽のビジョンだと気付いてしまうのです。

1番の方法は、
自分の能力に見合った人間と仕事をすることです。
自分より力を持った人と仕事をしてその恩恵を得ることを期待するのではなく、自分の力を一から磨きましょう。