電通の語るトレンド―新時代の起業戦略とは


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前回前半をお伝えしたスタートアップのトレンド。
今回は、その後半についてお伝えする。

シリアルアントレプレナー

シリアルアントレプレナーとは連続起業家、つまりは起業して成功させたと思ったら次の瞬間には起業している人間などを指す。当時最年少上場記録を作った家入一真氏、女性最年少上場記録を持つ経沢香保子氏(『エリート集団?慶應大出身著名人10選』参照)など起業して上場までこぎつけるも新しい企業を創る人間も多く存在する。

近年では、古川健介氏、村田マリ氏、山田進太郎氏などイグジット戦略に強みを持ち、大企業のリソースをうまく使いながら起業家として生きる人材も多く存在する。

アクハイヤーで有望チームごと買収

実は、優秀な人材の雇用を目的に買収するというのはシリコンバレーなどでは一般的である。アメリカの方が日本よりも個を尊重し、評価する社会であるため優秀な起業家を雇用するために企業を買収するケースは非常に多い。

起業家集団の優秀なチームを軸として、買収を行う企業の潤沢な資金、人的リソースをフル活用してさらに事業をグロースさせる狙いがある。

大学発ベンチャーの活性化

最も有名なケースと言えば当時東大生の江副浩正氏が大学の新聞の広告代理店として起業したリクルートが挙げられるだろうか。近年では東大発のベンチャーのユーグレナが挙げられる。
ユーグレナのようなケースでは大学の研究をそのままベンチャー企業で事業として昇華させるケースである。特にバイオ産業などが目立つ。
これも研究という形に対して出資金を投じるVCなどの活躍あってのことかもしれない。

そういった点も含め、企業への敷居は低くなったと言えるだろう。バイオ産業では、『大成長間違いなし!スタートアップ資金調達額トップ10』で第4位となったスパイバーも有名である。こうした例はこれからも増えるだろう。

起業戦略は変化した

『起業というものは型に囚われず既存のものをぶち壊すようなことでしか今までにないものでしかできない』
と言われるが、近年の起業のトレンドはむしろ正解というものを持っているように感じる。イグジットというゴールによりある程度の形で堅実に結果を出せるようになったのではないだろうか。
世間一般では起業というものは正解のないリスクの塊であるように捉えられているが、少なくとも連続起業家の面々などにとっては起業とは計算高く正解に迫るようなものであるように思えてならない。

どんどんとリスクの概念も変わるし、高度化された社会での起業のあり方にはこれからも注目である。