起業がリスクっていうのはバカの言葉


リスクという言葉をいろんなところで耳にしますが、リスクってなんでしょう?
その言葉の意味とリスクの指すものを正確に把握していないと大事なことを見落としているのかもしれませんよ。

リスクの本当の意味

自分自身がそれをした際によく言われた言葉ではありますが、『え、起業ってリスクないの?』ということは巷ではよく聞く言葉です。自分が経営者の身になってから聞き飽きるくらい言われた言葉ですが、正直なところリスクという言葉が悪いんじゃなと思います。”リスクと考えるから悪いんだ!チャンスなんだ!”とかいうわけ分からない根性論の話ではないです。

リスクというものには大きく分けて2つのものがあると思います。1つはそれが起こる確率。簡単に言うと起業で言えば失敗する確率。もう1つはそれが起こったことによるダメージの大きさ。要はリスクというのには確率とその大きさの2つが存在するわけです。
例えば、1万回に1回の失敗でしかないような非常に確率の高く安定したものごとでももし失敗したら死ぬようなものであればリスクは非常に高いとも言えるわけです。対して、10回やって9回失敗するものでもそのダメージが小さいものであればリスクは非常に低いと言えるのが分かるでしょう。この2つの確率と大きさの概念を組み合わせた上で全てを考える必要があります。

起業に伴うリスクとは

では、今回起業という概念について考えてみます。この定義を会社を設立して事業を営むこと、営業活動をすることとします。もちろん法人の登記を行わなくても可能ですが、一応そう考えます。
この場合に伴うリスクというのは主に金銭のリスクです。株式会社を登記する場合には資本金が1円でも25万円ほどのお金がかかります。これは必要な費用ですから、売り上げが立たなければ実質返ってこないものと同じです。そして、営業を続けていくにあたって金銭がかかる場合があります。仕入れをするならその費用、オフィスを借りればその費用、プラスで交通費など。私の場合は創業メンバーのうちの1人の自宅をオフィスにしていましたし、事業はHPの制作などですから仕入れは必要なく、かかる費用は交通費くらいでした。
そして時間というリスクが伴います。当然それに費やした時間は帰ってきません。時間を使えば使うほどにかかる時間というコストは増えます。これについては自分の場合はどちらにせよ資格を取るなどのことよりもよっぽど有意義だと考えていたので、全く無駄な事業をやるのでなく、社会の中で自分がどれだけ力を持っているのか測れるかという意味では気にしていませんでした。もちろん、何かのために時間が必要な人からしたらリスクになり得ます。

実質的にかかるリスクというのは起業についてはこのくらいでしょう。もちろん挙げればキリがないでしょうが、精神的な疲労やら体力的な疲労やら恥もかくかもしれません。周りの人間に失敗したと笑われるかもしれません。でも、そんなものです。金銭的なリスクやら時間的なリスクやらが基本的にありうるリスクです。
業種によっては金銭的なリスクが伴うんじゃないか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、学生である以上おそらく金銭的には最大には100万円が限界じゃないでしょうか。逆にそれ以上の金額をどこの銀行が貸しますか?多額の借金を恐れる人はいるでしょうがぶっちゃけ誰もあなたにそんな貸しませんから安心しましょう。

リスクリスクって本当に計算したことあるの?

以上の点で私は起業について特にリスクを感じませんでした。正直、会社の登記にかかった20数万や交通費に時間など特に大した金額ではないでしょう。それ以上の金額を稼ぐつもりでしたから特に大きな金額と思う方がバカでしょう。HP制作の相場もしっかり知っていましたしちゃんと仕事をくれるところの根回しもできていました。
起業をリスクだという人はそういった計算をしたことがないのでしょう。もしくは恥をかきたくないのかもしれません。あのくらいの簡単な計算など誰にでもできるのだからもう少しでも調べたりすればいいのにと思いますが、世の中はあまりそうではないのでしょう。

それに、私は自慢じゃありませんが今まで行った事業の単位で赤字で終わったものはありません。投資はいくつか失敗していますが、事業は確実に黒字にしています。それは常にリスクと成功の確率を計算しているからです。事業というものはそうやっていわゆる勝ちゲー状態で行うものではないでしょうか。
よく自社の人間には言いますが不確定要素を残したまま行うのはただの博打です。何重にもリスクヘッジを行いどんなことになっても黒字まで持っていけるように計算するのが経営者という職業なのではないでしょうか。だから大手の会社は長く存続しているのです。だから毎月給料を払い続けることができます。

世の中では分からないこと、理解のできないことに対して全て恐れ、『あの会社なら大丈夫』といった判断を下す傾向が非常に強いように思われます。だからこそ、三井不動産レジデンシャルの販売した物件でも傾いています。おそらくその買い手はみな三井不動産グループだから安心と思考を停止していたのでしょう。同じように、起業だから危ない、会社員だから危なくないというのも大いに思考を停止しているわけです。そういったことはおそらくマイナスにしかならないでしょう。