リリース前のTOPLOGが2億円を調達


リリース前のサービスに対して2億円という資金が調達された。
今までそうないこのタイミングでの資金調達を受けた『TOPLOG』とはどんなサービスなのか。

日本のスタートアップ界の課題

http://kigyo-ka.com/00184/

弊誌のこの記事を覚えているだろうか。サービスのリリース前にした資金調達、つまりはサービスを開始してもいないし当然ながら売り上げが1円も上がっていない状況VCから受けた投資の額である。30億円以上にあたるトップ11の企業の所在地はその全てがアメリカに本社を構えていた。

つまり、アメリカのVCしいてはエンジェル投資家が最もリスクをとる姿勢を持っているということである。売り上げすら上がっていない、もっと言えばユーザーが1人もいないそんな状態で投資をするのは不確実性が大きい。どれほど利益が出るかの計算がしにくいからである。通常、上場企業の投資家は企業の業績を未ながら投資材料とするだろう。ベンチャー企業はそれがない。今後の成長を計算して投資をする必要がある。

そして、日本はアメリカと比べて非常に保守的である。リリース前どころか売り上げの立っている状態でないと投資をすることができない。だからこそ思い切った事業をすることができないし、よくあるキュレーションメディアを選ぶ起業家は多い。

リリース前のTOPLOGが2億円を調達

ファッションメディアアプリ「TOPLOG(トップログ)」を展開するTOPLOGは、ジャフコが運営する投資事業組合を引受先とする第三者割当増資を実施し、2億円を調達したことを発表した。
調達した資金はPR活動、エンジニア採用、コンテンツ開発の強化にあてられる。

出典 http://shopping-tribe.com/

toplog1

ファッションメディアアプリ『TOPLOG』を運営するTOPLOGは、2億円を調達した。驚くべきはこのTOPLOGはまだアプリのリリース前であるということである。日本では今まで見られることのなかったサービスのリリース前の資金調達である。VCからしたら非常に思い切った投資であることは間違いない。

そして、3月1日のリリースと同時にCMを放送することも決まっており、リリースと同時にプロモーションをかけ、初期に100万ダウンロードという大台を達成することを狙っている。サービス自体の内容としては、ZOZOTOWNのスタートトゥデイが運営するWEARと近い部分があり、競合することが考えられる。

wear
出典 http://d.hatena.ne.jp/

激化するファッション情報アプリ

例えばMERYなどもファッションに関する情報を扱うキュレーションメディアである。上述のWEARなど、ファッション情報アプリと呼べるサービスは非常に多い。他では、Instagramもユーザー層や目的を考えたときに競合に当たるかもしれない。

今回のTOPLOGの特徴は、トップモデル・トップスタイリスト・トップブランドが提供する質の高い情報を強みにしている。おそらく、それぞれのファッション情報アプリに関する違いというのはそこまで根本的にはないだろう。各々の情報の質やUIなどの作りこみの部分に関する差が大きく分かれるように思える。はたして5年後、どのアプリが競争を制しているだろうか。