サイバーエージェントが力を注ぐAbemaTVが着実に成長している。
早々と200万ダウンロードに到達したアプリはどこまでいくのか。
AbemaTVが200万ダウンロード突破
サイバーエージェントとテレビ朝日の共同出資で設立したAbemaTV。
インターネットテレビ曲として従来のテレビを上回るコンテンツになることを期待されていたが、2016年5月6日、アプリが3日に累計200万ダウンロードを超えたことを発表した。
『LINE LIVE』が1000万人を超えるユーザーを抱えることと比べるとまだまだ物足りないものの、リリースからまだ時間が経っていないことを考えると上々の数字と言えそうだ。
インターネットテレビ局は市民権を得るか
AbemaTVは4月11日に本開局したインターネットテレビ局でテレビ朝日報道局が制作を請け負うチャンネルなど全24のチャンネルを24時間無料で視聴することができる。
スタートから1週間で1日の総視聴数が1000万を超え、2016年4月17~23日の視聴数ランキングでは、1位の『とある魔術の禁書目録』をはじめ、アニメが10位以内に8つランクインしている。キラーコンテンツとなっているアニメをはじめとしてコンテンツを充実させることで、今後もユーザーを増やしていく狙いだ。
サイバーエージェントの期待を背負うAbemaTV
今までサイバーエージェントの強みとしていたブログサービスは、LINEブログに多くの芸能人が移行するなど苦戦を強いられている。その他、サイバーエージェントはアメーバ事業(アメブロおよびアメーバピグ)、広告代理店業、ソーシャルゲーム事業の3つがバランスよく収益をとっている形になっているサイバーエージェントであるが、今後の圧倒的な期待を寄せられるコンテンツはない。
そんなサイバーエージェントの看板サービスになりうるのがインターネットテレビ局『AbemaTV』だ。サイバーエージェントの華々しいイメージにピッタリなテレビ産業で、今まで何年も期待が寄せられていた動画事業である。日本国内の企業で、インターネットテレビ局をやるとしたらサイバーエージェントしかないだろうというほどに期待は大きい。動画というジャンルにはテレビという巨人やNetflixをはじめとしたストリーミングサービスなど存在するがついにインターネットテレビ局は市民権を得る可能性がある。