LINEが自撮りアプリをリリースした。
MSQRDなど多くのアプリがヒットする中でLINEの『egg』ははたしてどうなるか。
カメラアプリをリリースしたのはLINE
MSQRDというアプリを覚えているだろうか。わずか4ヶ月間という奇跡的なスピードでFacebook社に買収されたアプリであるが、このアプリの特徴はカメラをかざすと人の顔にマスクがかかり、動物の耳や鼻がついたり、顔全体を動物のようにしたり、顔を入れ替えることができるといった特徴がある。
すると、現在世界中でこうしたカメラアプリが増えつつある。そしてその1つをリリースしたのはなんとLINEだ。
LINEが『egg』をリリース
LINEがリリースしたアプリの名前は『egg』。本日2016年5月26日、iOSとAndroidでアプリをリリースした。
『egg』では、映画の特殊メイクのようなリアルな3Dメイクや、顔の動きに合わせてアクションが起こるといったマスクが存在する。『egg』では、撮った動画や写真をそのままアプリ上からInstagramやFacebookなどのSNSにアップすることができる。
コミュニケーションの形は変わるか
MSQRDが驚くべき勢いで広がりを見せたように、こうした新しいコミュニケーションの形は今後もヒットを飛ばしていきそうだ。今まで、Snapchatが出る以前は、すでにSNSはもう飽和状態にあり、これ以上の手段は存在しないと考えられていた。つまり、インターネット上のコミュニケーションの形はこれで完成されていると考えられていたのである。
ところが、そのコミュニケーションの形にアクセントを加えたのがSnapchatである。送った画像や動画が見たら消えることでコミュニケーションに自由が生まれた。わざわざ送るまでもないくだらないやりとりや、残されたら恥ずかしいような変顔を送るなどのコミュニケーションの形がうまれたのである。これは、一度送ったものが残るネット上のやりとりより、実際のリアルのコミュニケーションに近い。
そして、それはMSQRDなどによって、カメラを新しい形にした。ただきれいに撮るのがカメラではない。そこには新たなコミュニケーションの形が生まれることだろう。