Snapchat、驚異の成長を物語る様々な数字が判明


未上場ゆえに全貌が明らかにされてこなかったSnapchat。
しかし本日あらゆる数字とSnapchatの驚異の成長を示すデータが明らかになっている。

Snapchatの資金調達が発覚

2016年5月27日(日本時間)、 証券取引委員会(SEC)に提出された報告書で、Snapchatが最新のシリーズFラウンドで18億ドルの資金を調達してたことが分かった。投資前のプレマネー(投資の実行前の企業の評価額)は175億ドルであったという。これに18億ドルを足せば193億ドルで、その企業価値は2兆円にも及ぶことになる。

Snapchatは2015年の売上が5900万ドルでしかなかったものの、すでに2兆円を超える評価を受けている。巨額の資金調達を進めたことが明らかになった。資金調達に成功した今、本格的にビジネスとして進めていくだろう。(実は、Snapchatが収益化を行ったのはごく最近の2015年下半期からで、それまでは収益化を行ってすらいなかった。)

Snapchat驚異の成長

snapchat-dau
出典 http://jp.techcrunch.com/

DAU(1日あたりアクティブ・ユーザー)は1億1000万人となっている。前年同期が7400万人であることを考えるとこの規模でも50%弱のという高い成長を遂げていることが分かる。

Snapchatはサービス内のビデオの視聴は昨年1年でなんと350%も増加しており、1日あたり100億回という破格の数字になっていることを発表している。またユーザーの3分の2は毎日ビデオ・コンテンツを作っている。つまり、動画を撮影するか作成を行っている。これもまたSnapchatにユーザーが熱狂していることを示す強い数字だろう。

Snapchatの厳しい戦い

全てのユーザーに共通して言えることは1日はたったの24時間しかないということだ。その中でスマートフォン上で使うアプリはせいぜい7種類程度だと言われている。それは、その中に入らなければアプリは利用されないということを示している。

その中にSnapchatは十分に顔を出しているだろう。そして、その成長はまだ続いている。これがSnapchatが2兆円という非常に高い評価を受けている理由の最たるものであろう。
そして、Discoverなどの企業とユーザーのコミュニケーションもSnapchatの消えるという特性を生かして順調に進んでいる。今後さらに成長を続けて、TwitterやInstagramといったSNSをも追い抜く可能性は十分にある。