様々な事業のアイディアを考えている方は多いことでしょう。
どんなことをしたいかを基準に事業を展開する場合、
そこには様々な目標があるわけです。
『世の中にこんなものを提供する』
という、いわゆるビジョンと呼ばれるものですね。
そのモデルは人を幸せにするのか
例えばの話ですが、
地方の商店街を活性化させる
というビジョンをたてたとしましょう。
ただ、これはなかなか難しいことなんですね。
この場合、顧客となるのは地方の人々や商店街の人々です。
(もちろんBtoBやBtoCで異なってはきます)
その際、その人々は本当に活性化を望んでいるのでしょうか?
ちなみに、地方にはとんでもない額の助成金が流れています。
商店街の人々は何もしなくたってもう楽しく生活できる場合が多いのです。
(だからこそ地方は廃れているとも言えますが)
地方の人々は田舎だからこそそこを好んでいるのかもしれません。
ただショッピングモールができたとしてもそれは誰も喜ばないのかもしれません。
地方を活性化するというのは、
田舎臭さを残しつつ利便化を進めることなのかもしれません。
(田舎の良さを残しながらも暮らしやすくするということですね)
問題はどうやってアプローチするかだ
このように事業のビジョンがあったとしても、
それを実現する方法を顧客の立場から考えてアプローチしないと受け入れられません。
顧客第一というのは、
顧客になんでも媚びるのではなく、その立場になって最適な物事を考えることなのです。
地方活性化という目標を立てたのなら、必ずそれをする相手は誰なのかを考えましょう。
この場合、それはその地方に住む人々なはずです。
地方が盛り上がってそこに住む人々も喜び、活気付くことによってお金も落としてくれる。
そんなモデルであるはずです。
そうすると大事なのはそのターゲットについて知ることです。
なぜその人々は地方に住んでいるのでしょうか?
特別な事情でない限りは、地方に住んでいるのはそれなりの理由があるはずです。
それは地方が好きであるということ。都会のようなところがいいのならとっくの昔に都会にいっています。
主役は顧客、ショーの始まりだ。
顧客を主役とした、
つまりは地方にあえて住んでいる人を主役にしたショーをやりましょう。
その人が最も輝ける方法を考えるのです。
その場合に最初は儲けだったり採算を考えてはいけません。(最初は)
地方に住む人が最も喜び楽しめるアトラクションと考え、
地方を活性化します。
つまりは、地方のいいところを失わないように、より伸ばしつつ悪いところをなくすのです。
今までのあり方を無視して都会っぽくしてはいけません。
地方の人々が輝けるようにしなくてはいけないです。
それこそが顧客が主役であると言うことです。
お金を稼ぐということは、
そのお金を払ってくれる人にいかに大きな価値を提供するかということなので、
それをしっかりと考えることが大事です。