また1つライブ配信のサービスがリリースされた。
多くのIT企業がライブ動画に乗り出す中、『Bocci』はマスク機能などをウリにしたサービスのようだがはたして。
熱狂を見せるライブ動画
Facebookがライブ動画に力を入れるなど、ライブ動画が今熱狂を見せている。ユーザーは今までSNSに文章や画像を投稿するように気軽にライブ動画を投稿するようになってきている。北米ではPeriscopeに、Meerkatが存在感を増しているが、日本では『ツイキャス』が依然としてライブ動画の配信としては根強い人気を誇る。
さらには、ゲームに特化したライブ配信ではTwitchやKamcordなどが成長しており、YouTube創業者の提供する料理ストリーミングサービスNom、コーディングに特化したライブストリーミングLivecoding.TVもあり、ライブ動画は様々な種類のものまで存在するほどに盛り上がってきているだろう。
『Bocci』の特徴はマスク機能に有料配信
そんな中、日本から新たなライブ配信アプリがリリースされた。ライブ配信アプリ『Bocci』は、配信者が収益を得られる点が最大の特徴となっている。スマホから簡単にライブ配信がスタートでき、配信者は無料配信と1分あたりの試聴料金を自由に設定できる有料配信が可能な仕組みになっている。
その他、視聴者は配信者にデジタルギフトを贈ることができ、贈られたギフトは換金可能となっている。日本では、アイドル応援アプリの『CHEERZ』や『SHOWROOM』などが近いサービスを提供しているが、『Bocci』は一般ユーザ向けのアプリというのが異なる点だ。
『Bocci』の対象者ははたして
YouTuberなどを対象としたサービスになるだろうか。それともライブチャット(主に女性と有料のライブ配信やチャットを通して交流できるサービス、アダルト分野が多い。)のような展開になるかもしれない。Facebookのように友達と楽しむような形になるとは想像しにくいから、セミプロのような人間が行う可能性が高い。
CEERZやSHOWROOMでは拾いきれない素人のユーザーを拾おうという狙いだろうか。ツイキャスもまた、読者モデルなどの半芸能人が配信をすることで伸びているサービスであるし、今回の『Bocci』も同様の狙いがあるのだろう。とはいえ、アイドルでもないのに課金してまでライブ動画を見ようというのはなかなか難しいことではないだろうか。
ともすれば、キャバクラやガールズバーのような構成になることは想像に難くない。はたしてサービスはどう成長を遂げるのか。