鬱ははたして経済的な問題なのか


今や日本人を悩ます鬱病。
それはもしかすると経済的な問題であるのかもしれないというデータが出ています。

鬱がお金で改善されるというデータ

突然ですが、非常に興味深いデータが存在します。簡単に言えば、精神病の人に50ユーロを9ヶ月間与えてみたら(対照群に比べて)症状が和らぎ、人間関係も豊かになり生活の質も向上したというデータです。
スウェーデンの論文によるものなのですが、鬱がお金で解決できるのではという衝撃が向けられています。

日本などは特にその数が多く問題視されている鬱などの精神病ですが、その具体的な有効な解決策というのはあまり存在しません。仕事を辞めてその原因が除去されたら緩和されるでしょうがかと言って仕事も辞められない。そうしたア病になる前にそうならないメンタルヘルスのケアをするくらいしか対抗策がないのが現状です。そこに飛び込んだのがお金という非常にシンプルな形でした。

わずか50ユーロで改善が

さらに驚くべきは、その額は50ユーロですから、日本円にしてわずか7000円程度だということです。100万円を与えるとかいう非日常的なことではなく、ともすればただのお小遣いレベルのことでもこうした効果が出たというのは可能性を感じるものではないでしょうか。数千円でも友達と出掛けたり普段食べないようなものを食べたり、ほんの少しの贅沢をすることは可能です。そうした行為が精神的なストレスの軽減の役に立つということが言えるのではないでしょうか。

もちろん、50ユーロで根本的な問題が解決できるわけではありませんから軽減するというだけの話です。鬱や精神病が治るかというとそれは難しいでしょうし、お金で全てが解決できると言うにはあまりに早計です。ただ、私自身の推測としては何にもないところから50ユーロが与えられたのではないでしょうか。これが給料が50ユーロ増えてもなんのことありません。貯蓄に回されるでしょう。たなぼたで手に入った50ユーロだからこそ思い切って使えるという部分もあるでしょうし、それを娯楽に使えるという状況が精神的な改善につながった可能性は高いです。

シンプルにお金を配るのも1つの手か

日本という国は精神病の患者が多く、それは大きな問題なのですが、シンプルにお金を配るという選択肢も1つのやり方になるかもしれません。もちろん、虚偽の申請をしてそれを受取ろうとする人の問題とか、本当に忙しくて手の回らない人、精神病だと言い出せない人に行き渡らないとかそういうことは必ず想定すべきなのでそこは置いておくとして、不定期にお金をばらまくというのは精神上いい効果があるのかもしれないということになります。

また、それを生かした事業が存在してもいいのではないでしょうか。ある種半強制的に消費をさせることは1つの効果があるのかもしれません。人間の心理、健康と経済はもう少し密接であってもいい気がします。