食べログ炎上でRettyに追い風か


食べログが炎上している。
そのことで、はたしてRettyに追い風が来るだろうか。

食べログが炎上

食べログが大きな非難を浴びている。事の発端は、以下のツイートから。

どうやら食べログ側の広告商品を使わない店舗に対して評価を下げるという行為を行っているのだという。食べログと言えば、レストランについては非常に大きな信用を得るサイトであるが、このことで信用は失墜する可能性がある。食べログの評価は、ユーザーの評価を総合的に判断したものとしているが、それ自体に運営側の評価が加わっていたとあれば大きな問題だろう。

被害を受けたウルトラチョップは、複数のテンポがあるが、それが突如すべて3.0になってしまったという。そのことから、運営側が強制的に3.0にした可能性は非常に高い。

Rettyが進めるのは海外進出

これを受けて追い風と考えられているのが、Rettyだ。実名制の飲食店口コミサイトであるRettyは食べログの対抗馬と目されている。今回のことで、ユーザーがRettyに流れる可能性は高い。実名制による信用の高さをウリにしているRettyは食べログとユーザーがある程度被る。

Rettyは2016年7月28日、シリーズDラウンドで11億円を調達している。調達額の合計は25.5億円におよびすでに海外展開に力を注いでいるという。MAUは2000万人を突破しており、わずか1年でその数字は2倍になっている。
一度は海外展開を余儀なくされており、海外展開は非常に難航を極めているものの2020年までにMAU1億人を突破することを目標としているという。

Rettyはどうなるか

食べログの事件を受けて今後Rettyはさらに勢力を拡大していくのか。もちろん、こうしたサービスの行く末は海外展開という大きな市場にあるのも事実だろう。日本とはまた海外の文化が異なり、日本で通用したサービスが全くウケない可能性もある。

食べログは厳しい展開になるだろう。近い先、どういった勢力図になるかには注目が集まる。