「新しい事業のためにホームページ(HP)が欲しい」
「個人でホームページ(HP)を作りたい」など様々な場面で必要とされるHPですが、Webの素人だった筆者が半年間Webのことについて学んだからこそわかったことを伝えます。
※外注を考えている方は本記事の項目3・4あたりから読むのがおすすめです。
- 目次
- 1.はじめに-「Web初心者あるある」
- 2.気になる費用!どれくらいの費用が相場?
- 2-1.制作会社ごとに料金の差がある理由とは?
- 2-2.ページ数によって変わる
- 2-3.スマホ対応
- 2-4.デザインの数
- 2-5.ECのような販売やじゃらんのような予約システム
- 2-6.WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)導入
- 2-7.営業会社
- 2-8.広告代理店
- 2-9.HPは「言い値」じゃないよ
- 3.HPを作ることよりも「作った後」が重要!?
- 3-1.「作りっぱなし」にしてませんか?
- 3-2.「作りっぱなし」は最悪
- 3-2.更新する内容が大事?
- 3-3.SEO対策がカギ?
- 3-4.SEO対策の方法とは?
- 3-5.詳しく書いてあればSEO対策になる?
- 4.HPを外注すべき理由とは?
- 5.悪質な業者にご注意!
- 6.まとめ
1.はじめに-「Web初心者あるある」
この記事にたどり着いたあなたは、恐らく何かしらホームページが必要ということであったり、
ホームページをどのように作るかということを考えていらっしゃるでしょう。
作ってもらう前の人は「ホームページを作ってもらおう!」と思ってみたけれども、
何でこんなに高いの?見積もりがなんでこんなにバラバラなの?
結局どこに頼めばいいの!?
みたいなこと、ありませんか?
そんなわけで、Webについて初めて・素人だと思う方はしっかりこの記事を読んで、自分がどうすべきかを考えてみてくださいね!
※手っ取り早く外注すべき理由を知りたい方は目次の3もしくは4あたりから読んでみてください。
2.気になる費用!どれくらいの費用が相場?
HPの制作を外注する場合、多くの会社に見積もりを出しているでしょう。
そして、あなたは間違いなく困惑するはずです。
なんでこんなに料金違うの?
そりゃそうですよね。不思議に思って当然です。「30万円でいいですよ!」っていうところもあれば、「200万円からです!」
っていうところとか。本当にバラついてるわけです。そこで、大体の人が勘違いしてしまうのが、
「高いところはちゃんとしているにちがいない!」
って思うわけです。ですが、果たして本当にそうでしょうか?
結論から言ってしまうと、
否
当然ですが、「高い」ってだけでいいもの作っているとは限りません。
次の項目でその理由を述べますね。
2-1.制作会社ごとに料金の差がある理由とは?
なぜホームページ制作の費用はこんなにも差があるのかという理由について、
単純に分かりやすく言うと、ホームページのデザインや量、あとは会社の事業規模によって全然違います。単純に「個人事業主(フリーランス)」の方であれば、(内容にもよりますが)10万円や20万円で恐らくつくってくれるでしょう。
某大手で従業員が100人もいらっしゃるところが、ホームページひとつ作るのに1ヶ月で全部を毎回30万円でつくってたら、従業員全員に給料払えませんよね。
単純にHP制作の見積もりで差が生まれるのはこのようなケースが理由だったりします。
2-2.ページ数によって変わる
10ページあるHPを最初に作るのと、100ページあるHPを最初に作るのとでは根本的に作業量が異なります。
例えば、
- 2階建のマイホームを建てる
- ビルを一つ建てる
どちらのほうが作業量は多くなるでしょう?
当然、ビルを作った場合のほうが大きくなるに決まってますよね!
なので、あなたが依頼したHPが「マイホーム程度の大きさ」のものなのか、「ビル一つ程度の大きさ」のものなのかで見積もりを依頼された会社は確認をして、見積もりをします。会社によっては、現場の人が「時給1500円」なのか「時給1000円」なのかで当然見積もりが変わってきますよね。
2-3.スマホに対応するかどうか
今の時代、誰でもスマホを持っているので、
ほとんどの会社が「スマホに対応させますか?」と確認してくると思います。
たまに、スマホ対応にしていないサイトをみかけるときもありますが、
何かそこで集客を考えているのであれば、スマホ対応にしないという選択肢は
存在しないと思います。
2-4.デザインの数
サイトをみたときに、「どんなように仕上がるか」というのを例示します。
当然、このデザイン数が多くなると、それだけ「作業時間」が多くかかってしまうので、ホームページの型がなかなか決まってない人はどうしても多くのデザインをみたくなってしまうものです。
例えば、
瓦でできた屋根の家
鉄筋コンクリートの家
レンガの家
全然見栄えが違いますよね?どんな感じになるかイメージしたい場合は
しっかりデザインも確認した上で発注をかけると思うので、その分で見積もりも変わってきます。
2-5.ECのような販売やじゃらんのような予約システム
もしも、ECサイトを作りたい!というような人や、
何か予約システムをサイトにいれたい!という人は、当然ながら費用が少し多目にかかります。
「なんで費用がかかるんだ!」っていう人にざっくり説明すると、あなたがもしも個人レストランを運営していたとして、
カード決済システムがある・ない
っていうので、どっちがお客さんは支払いが便利になり、なおかつスムーズに
運営しやすくなりますか?当然、カード決済できるほうが便利ですよね!
便利なものを入れるのはどうしてもコストがかかってきてしまいます。
2-6.WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)導入
このシステムも今時であれば、ほとんど導入の際に確認してくれる
業者さんが多いのではないでしょうか?
「それ、必要なの?」
って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
もしもあなたが「Webエンジニア」でない場合は必ずつけておいたほうがいいでしょう。
「なんで必要なの?
あなたのホームページを作った後に、当然ながら
「お知らせ」や「ブログ」もしくは、ページのちょっとしたところを
更新する必要性がでてきたときに、このシステムを導入しておくと、非常に後々便利になります。
言ってみれば、「アメブロ」や「はてなブログ」を更新するときに、
「更新する際に使うための画面」があるわけです。それがないと、
どこから更新すればいいのかわからなくなるという人が多くなるので、
この管理システムにもどうしても費用がかかってきてしまいます。
2-7.営業会社
テレアポがかかってきたと思ったら、「ホームページ作りませんか!?」っていう
営業電話だったことはありませんか?もしくはインターネットでの広告でも同じです。
営業会社は「契約」をとってくることが目的なので、その分のマージン費用が
かかっています。さらにそこから「よその会社」へ外注をする場合もあり、
「よその会社」でも利益がなければ当然受託しません。なので、営業会社に
依頼した場合は、その分の費用が多目にかかっていることがよくあります。
2-8.広告代理店
自社で制作をしていても、制作要員が足りない、あるいは専門性の高いスタッフがいないという
ような場合に、他の会社へ外注する場合があります。ただし、広告代理店の場合はオンライン・
オフラインの広告戦略が得意だったりする場合があるので、ホームページを制作した後のマーケティングを
しっかりやってくれる場合があります。なので、一概に「費用が高い」と決め付けることはできません。
2-9.ホームページは「言い値じゃない」
よく、ホームページを制作しようと思って見積もりをかけた際に、
「ホームページってどうしてこんなに高いの!?」って思う方もおおいのではないでしょうか?
単純にホームページを作る場合の作業工数・日程(スケジュール)を
確認してみると以下のようになります。
- 1日間 クライアントへ訪問・打ち合わせ
- 3日間 ページのデザイン・レイアウトを確認・作成
- 1日間 コンテンツ管理システムを設置
- 1日間 ページのデザインを修正
- 7日間 ページデザイン・内容をコーディング
- 1日間 問い合わせフォームやそれ以外のシステム・プログラムの動作確認
- 2日間 最終調整・修正
上記のように、非常に多くの工数がかかります。
また、なおかつ上記のような場合は非常にスムーズに
作業が進んだ場合なので、実際には修正やトラブルなどが発生した場合は
もっと多くの時間がかかり、最低でも1ヶ月は作業工数がかかってしまいます。
なので、担当者が全て1人で作業をやったとしても、
1.5人分~2人分・3人分の制作費があって初めて「利益」となるのです。
※ホームページを格安で見積もり・制作してくる会社もありますが、
そのような会社は何かしら別の名目で金額を請求してくることがあります。
料金の名目をしっかり確認しておきましょう。
3.HPを作ることよりも「作った後」が重要!?
制作担当者からあれやこれやを確認され、修正してもらって、やっとの想いで
ホームページの制作を終えて完成したものを納品してもらって、高い金額を
支払って「いざ!!」と思っても、だいたいの人々は「放置」しがちです。
私は絶対にそんなことはしません!
そう思っている人は多いですが、Webに慣れてる人でも、放置しがちになってしまいます。
当然ですが、手入れされていない庭を見ようとする人はいません。ホームページも同じです。
しっかりと「管理」「運営」されているものが初めて検索の上位にヒットし、
お客さんの目にとまり、「あなた」について見てもらえるのです。
3-1.本当に自分でつくれますか?
WordPressを少し勉強すれば誰でも簡単にHPは作れます。ですが、
あなたが本当にやるべきことは、ホームページを考えることでしょうか??
もちろん、これは誰にでも当てはまるものではありませんが、大半の人は、
ホームページを作ろうとすると、デザインのことに追われて、
コーディングに追われて、いろいろあれこれ修正して・・・
一体何がなんだかわからない!!
なんてことになってくるでしょう。ストレスも多いし、わからないことだらけ。
そんな時間であなたの大切な時間を消耗してしまうならば、
間違いなく、あなたにしかできない日々の業務に集中すべきです。
3-2.「作りっぱなし」は最悪
すでにお伝えしたように、ホームページの「制作が完了」したからといって
あなたの目的が達成されるわけではありません。思い出してみてください、
あなたはホームページを作ることで、どのような目的を達成したかったのでしょう?もしくは、達成しようとしているのでしょうか?
ホームページは魔法の箱ではありません。
作ったからといって、「勝手に」あなたのお客さんが増えるわけでもありません。
あなたの目的は、きっと「ホームページを使って」何かを達成したいはずではないでしょうか?
しっかりとコンテンツを制作したり、ブログを更新したり、ホームページの情報を毎日更新することを大事にすべきです。でなければ、ホームページなんて作るだけ無駄になってしまいます。
3-3.更新する内容が大事?
「ホームページを作れば集客しやすくなる」という考えは間違ってはいません。ですが、上記でも述べたように、「しっかり更新する」ということが重要です。
「作る」というところをしっかり考えるのも大切ですが、更新するということも忘れないように気をつけなければなりません。
まずは、「どのようなこと」を発信していくのかを考えることに
集中しましょう。お客さんはあなたの日記で「今日はお肉を食べました〜」のようなことを確認したくて検索したりアクセスするわけではありません。
あなたが発信しようとしていることはどんなことでしょう。
それは、「誰の」「どのようなこと」を満たせるのか・解決できるのかということを第一にしっかり考えて、そのコンセプトにある程度沿ってコンテンツを
更新していかなければ、情報の質が下がってしまうHPになってしまいます。
3-4.SEO対策がカギ?
基本的に、SEO対策は大きく分けて3つあります。と、その前に、
SEOってなんぞ!!
という方がいらっしゃるかと思いますので、簡単にお伝えすると・・・
Googleのレビューです。あなたが検索したワードに対して、
「このサイトがおすすめですよ」
と指し示してくれる、それがSEOです。
これさえわかれば、もうSEO対策とはどんなことをするか、すでに想像している方もいらっしゃるとおもいますが、SEO対策っていうのは、
「いかにして検索キーワードの1番のオススメに持ってくるか!」
ただそれだけなんです。
3-5.SEO対策の方法とは?
見出しの通り、SEOについて理解したところで、SEO対策の方法は大きく分けて2つです。
方法 その1
・情報の質を良くする
・テキスト(文字数)を増やす
・ページの数を増やす
これは自分でHPを実際に更新すればよいので、愛と勇気と情熱があれば、
簡単にできる方法になります。一般的にこれを内部対策といいます。
自分で毎日ブログを更新したり、何かコンテンツを作って増やしたり。
いろいろな方法があるので、HPを作る場合にはそのことを踏まえた上で
発注をかけるべきでしょう。
方法 その2
これは自分でコントロールできることではありません。
・他のサイトにリンクをつけてもらう
・リンクの質を向上させる
なぜなら、あなたが自分で他のサイトにリンクをつけても、
あなたが自分で自分のサイトをオススメです!と言っているようなものです。
「自分はいい人なんです!」と言っている人を信用できますか?ということです。
3-6.詳しく書いてあればSEO対策になる?
とっても詳しくなんでも教えてくれるサイトってありますが、
そのサイトはきっと間違いなく、専門用語でしっかりと書かれているでしょう。そして事細かく、いろんなことをとにかく圧倒的に教えてくれますが、
本当にそれ読みやすいですか?
という話です。読んでいるのは常に画面越しにいる「ニンゲン」なのです。
例えばあなたが、「ホームページを制作しよう!」と思って、
SEO対策について調べようとしましょう。そして仮にWikipediaを見てみたとしましょう。
Wikiは少し読みにくい
Wikipediaをみて毎回参考になった経験って今までにありますか?
Wikipediaって、どんな風に書かれているでしょう??思い出してみてください。
- とにかく細かく
- とにかくきっちり
- とにかくカッチリ
- とにかく専門用語
確かに「わかる」といえばわかりますよね?ですが、少しストレスじゃありませんか?そして全文を果たして本当に「見よう!」という気になりますか?
ただでさえ、文字がギッシリ詰まっているようなサイトって、
見た瞬間に
「うわぁ〜。。。みずらいな」
と思ってしまいがちです。
なので、何でも「詳しく」かけばいいというものではありません。
いかにして、読者に「わかりやすく」なおかつ「見やすく」伝えるか、
それがとても重要なのです。
4.HPを外注すべき理由とは?
おそらく、「そんなに大変なのか」という感覚に改めてなってしまったのではないかとおもいます。ですが、ごく一部、「いや!今の時代、HPひとつなんて簡単に作れるんだから自分でやってやるさ!」という方がいらっしゃるとおもいます。
そこで、ここからはあなたがもしもWebというものにあまり詳しくないという前提で実際にHPを作った場合のことをシミュレーションしてみましょう。
4-1.作業時間を考えてみましょう
作業時間については、2-9を参考にしてみてください。
もしもあなたがWebのことをあまりわからない・知らないという方であれば、
プロが実際に作る時間の2倍以上の時間、へたをすれば3倍の時間がかかってしまうでしょう。
しかし、あなたが
ネットビジネスのようなものを考えているのであれば、サイトを自分で作れるようにしたほうがいいかもしれません。
ですが、仮にアフィリエイトサイトなどであっても、外注をしてしまったほうが安くつく場合があるので、バランスを考えて実行していくとよいでしょう。
4-2.初心者にありがちな失敗例の2つ
仮に「ホームページを自分で作ろう」と思っても、
うまくいかない場合があります。ここでは簡単によくある失敗例を紹介します。
デザインにこだわりすぎて完成しない
よくある話です。「どうせ自分で作るなら・・・」と思って、
あれこれ盛り込んでみたけれども、なかなか納得できずに、
どんどん時間だけが過ぎ去っていく。重要なのは「サイトを認知してもらう」ことです。
知り合いに作ってもらう
もちろん、あなたが信頼しているエンジニアであれば、安くおさえられ、
多少の無理を受け入れてくれるかもしれません。ですが、なかなかホームページを認知してもらえず、何度も知人に頼むのも気が引けてきて、最終的に「更新しなくなっていく」という例です。
5.悪質な業者にご注意!
よくある話ですが、ホームページの見積もりで「高額」なホームページ制作料金を提示してくる業者がいます。「高い」ということを伝えると、毎月の「更新・管理手数料」として高額な料金を提示してくるパターンです。それでも、なかなかホームページに問い合わせが来ないと思い、ホームページの制作会社に問い合わせをすると、「毎月の広告料」と「更新・管理手数料」をセットでさらに高額を請求してくるパターンです。
高額なリース契約を強くすすめてくる業者であれば、一度立ち止まって、
他のホームページ制作会社にも話をしてみるのが良いでしょう。
6.まとめ
今回は、ホームページを実際に制作する場合の料金についてや、
外注すべき理由について、そして悪質な業者についてなどをご紹介しました。
今回ご紹介した内容はまだまだほんの一部ですが、
ホームページがどれくらい重要で、なおかつ初心者が作ろうとする場合、
どれくらい大変かということをお伝えしました。
まずは、しっかりとビジネスモデルを考え、
どれくらいの売り上げを目指し、実行していくのかということを
考えた上でホームページの制作をしていきましょう。
この記事で伝えたいことは次の6点です。
- 考えるべきはHPのことではなく「コンテンツ」
- ホームページは魔法じゃない
- ホームページ制作は安易に自分で作るべきではない
- ホームページを作った「後のこと」を考える
- あくまで集客方法の一つ
- 悪質な業者を避けるために複数の業者から見積をしてもらう