広告出稿のInstagramはアパレルに革命を起こすのか


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圧倒的なユーザー数を記録しているInstagram。
そのさらなる収益化はすでに着実に進んでいる。

Instagramが広告サービスを強化

米フェイスブックが運営する写真投稿型SNS「インスタグラム」は9月9日から、日本での広告サービスを強化した。これまで対応していなかった広告写真内での「商品購入ボタン」の設置や短期間に集中的に広告を露出できる仕組みなどを新たに導入した。また、広告代理店を介さず、広告主が管理画面を通じて自ら出稿できるようにした。広告の多機能化などで広告主の使い勝手や広告効果を高め、広告主数の拡大を狙う。通販事業者の利用も広がりそうだ。

出典 https://netshop.impress.co.jp/

ユーザー数4億人突破が発表されたInstagramではあるが、その収益化がすでに着実に進んでいる。今まで不可能であった外部リンクの設置が広告の出稿という形で可能になる模様だ。これまで安易な広告出稿によるイメージダウン、そして外部リンクへの誘導による商業くささを嫌って収益化には踏み切らなかったInstagram。9月から広告の出稿が始まっている。

アパレルとのシナジーを見せるInstagram

なんといっても注目されるのはアパレル販売とのシナジーだ。写真がメインであるInstagramにとって、ユーザーがモデルのファッションを見たり、インテリアの例を眺めたり、そうした行動がもっとも収益に結びつきやすい部分である。ユーザーごとに好きなブランドなどのデータが行動記録として残るのならば、そこから広告を出稿、Instagram内で購入を促すなどの方式は非常に容易に行えることが明らかであろう。

もっとも注目されるのはそのファッション雑誌のような使い方だ。ユーザーはパラパラと雑誌をめくるように写真をInstagramで見ているといつの間にかアイテムを購入している。今まで紙媒体が果たしてきたその役割をInstagramが担うようになる日はもしかしたらすでにきているのかもしれない。

すでにEC事業者の中では利用が増加

実はInstagramではすでに動画広告を実施している。『ブランド広告』なるその仕組みは今までの正方形のサイズから今では縦長の広告まで様々である。ファッションブランドの打ち出す広告はファッション性も高くユーザーに敬遠されることなく順調にInstagramの中になじんでいる様だ。

そうした中ですでに一定の成果をあげるEC事業者も出てきており、今後もさらに成果を伸ばしていくことは想像に難くない。ECの広告と言えば基本的にはリスティング広告が多いのが業界の相場であるが、今後はInstagramに広告を出稿するというのが当たり前になっていくのかもしれない。