『やりたいことが見つからない』そんな若者は多いことだろう。
そうした悩みに対して堀江貴文氏が若者に送った言葉とは。
やりたいことが見つからない
特に学生ならばよくある悩みである。自分が何をやりたいのかが分からないから、何をやるのにも頑張ることができないし打ち込めない。あまりによく聞く話であるが、そんな悩みに対して堀江貴文氏はこういった言葉を投げかけている。『やりたいことが見つからない状態というのは自分でこれはできないと決めつけ選択肢がなくなっているだけ』だという。
やりたいことはあっても、それができないと決めつけ頑張ることを放棄しているから”やりたいことがない”という状況に陥るのだという。なるほど、その通りである。もう1つ堀江貴文氏は『堀北真希と付き合えるなら付き合いたいでしょ?ほらやりたいことあるじゃん』というような例えを用いてそれを語っている。
何もできない賢いバカとは
賢いバカという言葉がある。いわゆる何か新しい物事やチャレンジングなことに対してもっともらしいできない理由ばかりを挙げるような人間を指す。もっともらしいことを言う知識はあるのだが、じゃあ本人は何ができるのかというとそれは全くなく『そんなことうまくいかないよ』ということを言うことしかできないわけである。
そういった意味で賢いバカであるのだが、中途半端に頭がいいだけで何もできない人間なわけである。思えばバブルの時代なんかであれば勢いのあるバカが非常に多かったのではないだろうか。時代自体に勢いがあり、みなチャレンジ精神にあふれていたように思える。それに比べると今の時代というのはやはり経済成長にも乏しくそういった意味では閉塞感が大きい。
そんな中で草食系と言われるように、消極的な若者が多いのは頷ける話である。やりたいことが見つからないというのもそうした賢いバカなのかもしれない。勢いのあるバカはなんでもやってみるはずだからだ。何かできないことを探すことに生産性は全くない。必要な能力というのはそれがわずかでもできる可能性そして方法を探すことである。
色々なことに挑戦して小さな成功体験を作る
そんなやりたいことの見つからない若者に対して、堀江貴文氏は、とにかくやりたいことに挑戦しまくって小さな成功体験を重ねるしかないと語っている。外から見ても小さくても本人にとってみれば自信につながる成功体験を重ねることでできることが見えてくるという。
それでいて、やりたいことが見つかるかどうかは時の運であると。やりたいことなどそう簡単に見つかるわけがないのであろう。何かに挑戦しその経験があるからこそ本当にやりたいことを決めることができるという。
今の若者に足りないのはそうした小さな成功体験を重ねるまでのやってみようの精神であるのではないだろうか。