イーロン・マスクが2022年の『火星移住』構想を発表


イーロン・マスクが驚きの『火星移住』構想を発表した。
はたして我々人類は2022年に火星にたどり着けるのだろうか。

驚きの火星移住構想

世界で最も偉大な起業家として名前が挙げられることも多いイーロン・マスクが、驚きの構想を発表した。その内容は、火星移住に向けて2022年頃から有人宇宙船を打ち上げて人類を火星に運ぶという。

イーロン・マスクが火星移住計画を発表してからまだ日は浅いが、着々とその計画は進んでいる。何度も無人ロケットの打ち上げに成功しており、そのたびにかかるコストも劇的に下がっている。確かな成果を出している中であったが、それでも人類が火星に移住するのと宇宙空間を旅行するのは話が違う。はたして現実的なのだろうか。

あと6年後に来るエックスデー

イーロン・マスクはかねてから人類の火星への移住を唱えてきた。地球環境は常に悪化し続けている中で、次なる土地としてはもう火星しかないというのだという。それが可能かどうかは置いておくとして、地球の次には火星があるのならば多くの問題など気にするほどのことではなくなる。

イーロン・マスクが新たな目標を掲げたのは2016年9月27日(現地時間)、メキシコ・ダダラハラで開かれた国際宇宙会議でこの構想を発表した。彼は常に我々の想像の遥か先をいっているが、2022年としたら今からわずか6年後だ。そのときには人類は火星に到着できるのだろうか。

すでに具体性を帯びる火星移住

計画はすでに具体性を帯びている。イーロン・マスクの経営するSpaceXは2018年に火星探査のため、無人宇宙船を打ち上げる計画となっている。2022年頃から有人宇宙船を打ち上げて移住を開始させ、火星での住居や作物栽培施設を整備する。そこから40~100年ほどで完全に火星内で自給自足が完了するのだという。今以上の大型の宇宙船を開発し、1度に100人を80~1150日の飛行期間でピストン輸送する計画となっている。

また、再利用可能なロケットを利用し、飛行費用を1人につき約2000万円に抑える。将来的には約1000万円まで下げることが可能というになり、火星に人を送る必要経費は今現在1人当たり約1兆円とされているが、それが大きく下がる予定だ。