本田圭佑の投資第1号はプログラミング教育に


サッカー本田圭佑氏が運営するファンドの投資第1号が決まった。
プログラミング教育のライフイズテックを選んだ理由は何なのか。

本田圭佑のファンド投資先第1号が決定

本田圭佑の起業家人生

サッカー日本代表の本田圭佑氏が起業家としての一面を持っていることはよく知られた話だ。オーストラリアのサッカークラブSVホルンの経営を行うなど、すでに現役のサッカー選手でありながら経営に携わっている。そして、本田氏はKSK Angel Fundなるベンチャーキャピタルを組閣している。

そのKSK Angel Fundの第一号の投資案件が今日生まれた。
投資先は中高生向けプログラミング教育事業に取り組むライフイズテックである。

ライフイズテックが取り組むはプログラミング教育

ライフイズテックは3つの形でプログラミング教育を行っており、それが年間を通して教室に通う通常のスタイル『スクール』、長期休暇の3~8日間の短期間で合宿を行う『キャンプ』、ブラウザ上でサイト作りやコーディングを学ぶ『オンライン』である。

なお、ライフイズテックが今回の資金調達で総額7億円の資金で加速させるのはオンラインであるという。
現在、売り上げに占める割合はスクールとキャンプがそれぞれ4割と6割であるという。スクールの月謝は1万8000円で受講生は500人ほど。キャンプは5日間で1人あたり6万7000円で収益になりやすいのだという。教室で家賃を払いながら事業を行うスクールはやはり収益としてはなかなか上がりにくいのだという。

ライフイズテックの見据えるプログラミング教育

同社CEOの水野雄介氏は、スクールはApple Storeのような位置づけにするという。Apple Storeも売り上げはAppleの収益の中では微々たるものではあるが、それがショーケースやユーザーとの接点としての役割を果たす。ライフイズテックのスクールは非常にカラフルで楽しい雰囲気づくりを心掛けているという。それが、キャンプという稼ぎ頭になるのだろう。

そうしたプログラミングの暗いイメージを払拭する姿は本田氏の目指すところと似ているのかもしれない。彼も、全国でサッカー教室を展開するなど、教育というジャンルに力を入れている。全ての下地は教育にある。だからこそ、ライフイズテックは投資先の第一号なのだろう。