起業前にやっておくべきこと・起業に向いている人とは


大学生や20代で仕事や将来になんとなく悩んでいる人は多いだろう。
「起業しよう」と頭で思っていても実際に行動に移せる人は数少ない。今回は起業に向いている人についてや、起業する前に準備しておくべきこととなどをご紹介する。

起業とは

起業とはどんなことだろう。「僕にはできない」「私には無理」とリスクばかりを感じている人は多いだろう。果たして本当に難しいことなのだろうか。結論から言えばそんなことはない。例えば、在学中からヤフオク・メルカリのサービスを使って転売をして生きていくことだって可能である。

筆者の体験談をいうのであれば、中学生のときにはトレーディングカードゲームに夢中になっていたことから、カードゲームの転売を経験したことがある。月に5万円ほど稼いでいたが、中学生としては何も不自由のない金額であった。ここ最近ではサイトやブログを作ってアフィリエイトをしながら生きていくことなど、お金を稼ぐ手段は山のようにある。自らでビジネスを行い、自らで収入を得ること、それがまさに起業である。

なぜ起業したいのか

あなたはなぜ起業したいのだろうか。それとも頭の中に起業を漠然とイメージしているのだろうか。恐らく想いの強さや段階・目的は人によって様々だろう。もしもあなたが大学生ならば、「就職したくない」という感情から起業を考えていることだろう。

新卒ならば「なんとなく今のままはイヤだ」と思っているだろう。もしもあなたが「成し遂げたいことがある」という熱烈な想いがあるのか、「とにかくお金を稼ぎたい」とか、「とにかくモテたい!」「贅沢したい!」という動機はどんなものでもかまわない。「誰かに指図されるのがイヤだ」・「レールに沿った人生がつまらない」というものでもかまわない。とにかく、「なぜ起業したいのか」という理由をハッキリさせておくべきだろう。

自己投資をする

あなたは自己投資をしているだろうか。よく勘違いした人で「服に気を使っています」とか「2週間に一度は美容室に通っています」というような人が多い。もちろん、自分の身なりを整えることは非常に重要である。見た目が9割と言われる本すら世の中には出回っているのだから、恐らくそれも「自己投資」なのだろう。しかし、ここでいう自己投資は「あなたのスキルや経験となること」である。

読書量が多い人は成功するわけではないが、成功している人は読書量が多い人なのではないだろうか。旅行という経験や自分の知らないこと・体験に時間と費用をかけるべきである。自己投資はあなたができる範囲でかまわない。とにかくあなたの価値観・スキルや経験をより一層高めることに意識すべきである。

自己分析をする

自己分析といってもどんなものがいいか悩む人は多いだろう。そんなときは就活時に行う自己分析を行うと良い。もしくは仲の良い友人や家族、知人に「私はどんな人か」ということを尋ねてみるとよいだろう。自己分析をした結果、意外な結果が返ってくることがあるかもしれないが、それが「他人からみたあなた」ということなのである。自分では想像もしなかった印象が返ってきたり、自分が意識している通りに他人にも自分が写っているかもしれない。

「自分を知る」ということは「得意なこと」と「苦手なこと」を知るということにもなる。例えば、「人と話すことが苦手」と思っていても、周りからは「話がわかりやすい」という印象を受けているかもしれない。まずは自分自身を知って、どのような傾向があるのか・価値判断基準・人間性などを知り、ビジネスへと通じる武器にしていくことは重要である。

起業やフリーランスに向いている人とは

起業家に向いている人はどんなひとなのだろう。フリーランスに向いている人はどんな人なのだろう。答えはたった一つである。それは「ストイック」な人だろう。例えば、学校が休み・仕事が休みの日にダラダラしているのが好きな人は恐らく起業には向いていないだろう。正確には、「まだ起業をすべきではない人」だろう。では、どのような「ストイック」な面が必要なのか述べていく。

自分で宣言したことを必ず守る

自分で宣言したことを必ず守るというのは案外難しい。何故なら、人間は管理されていなければダラけてしまうからだ。そして、「できなかった」理由をとにかく探す。「昨日疲れていたから」「急な予定がはいったから」というような具合に、できなかった言い訳探しから始める。自分で宣言したことを必ず守るためには前もってしっかりスケジュールを把握し、何が何でも守るという気持ちで挑もう。

妥協しない

人間は管理されていなければどうしてもダラけてしまう。だがしかし、そこに「人間だから」というような理由でずっと甘えていてはいけない。とにかく1日の行動量を増やそう。そして妥協してはいけない。例えば、「今日はこれくらい仕事をしたから明日でいいや」ということではなく、「明日に回すくらいなら今日やってしまおう」と気軽に思ってしまう感覚を身につけるべきである。毎日妥協が続くと、パフォーマンスは必ず下がり、最終的になにもしなくなる。なにもしなければ、必然的に稼げなくなるのだから、しっかりとテキパキ行動すべきである。

反省をしっかりする

あなたは反省をしっかりすることができるだろうか。悪いことがあったときに反省するのは当然である。だがしかし、一番重要なのは良いことがあったときにしっかり反省すべきである。例えば、あなたの成績が先月よりも素晴らしい成績だったとしよう。その理由をあなたはしっかり分析できているだろうか。悪いときに悪くなった理由を考えるのは簡単だが、良いときによくなった理由を考えることの方が案外難しい。とにかく反省をすることで、物事の「なぜ?」ということが見えて来る。ここをしっかり分析し、反省をする人は起業に向いているだろう。

メンターを見つける

あなたがもしも起業をしたいと考えているならば、必ずメンターを探そう。メンターというのは非常に重要な存在であり、仕事上における指導者・相談者である。例えばあなたが飲食店を立ち上げたいと考えているならば、飲食店の経験者・オーナーを探すだろう。逆に、飲食店の経験がない人をメンターにはしないだろう。そして最も注意すべきことは「あなたがなりたい」と思っているような結果を出している人にすべきである。将来フランチャイズ経営を目指しているのに、1店舗しか運営したことがない人をメンターにしても参考にはならない。メンターについては様々な人がいるため、とにかくまずはいろんな人に会って、「自分もこうなりたい!」と思うような人に出会ったときは素直に依頼をすべきである。

資金調達方法を探す

近年は資金の調達方法が非常に幅広くなっている。もしもあなたが起業したいと考えている場合は、しっかりと資金を調達すべきである。そして内容は出資なのか、借り入れなのかどのような方法をとるかもしっかりと考えておくべきであろう。

クラウドファンディング・VC(ベンチャーキャピタル)・銀行など手段は様々である。あなたの目的にあった資金調達方法があるため、事前にしっかりと調べておくべきことである。

おわりに

いかがだろう。あなたがもしも起業で悩んでいるのならば、とにかくいろんな人に出会ってみよう。そして、いろんなことに挑戦してみよう。できること・小さなことからでかまわない。もしも漠然と起業したい・独立したいとだけ思っているより、行動に移してみなければわからないことはたくさんある。

何が良くて何が悪いのか。調べてみても情報は無限である。無限の情報の中からあなたが「正しい」・「挑戦したい」と思ったことには積極的に参加すべきだろう。