起業なんて別に適当にやればいいんじゃない?


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起業についてのイメージがあまり合っていないように感じます。
適当にやればいいんじゃないかとそう思いますが。

起業とは分からないことだらけだ

18歳で起業家として生きることを決意したたった1つの理由

まさにこの記事の通りで、私自身18歳で起業家として生きることを決めました。けども、別に何か具体的なものがあったわけでもないのがそのときの現実でした。とりあえずITは面白そうだなとか、そのときだとちょっと前にセカンドライフが流行っていたのでそれに近いジャンルをやろうとしていました。人間に第二の世界ができたら面白いじゃんという風に。よく解釈すればバーチャルリアリティ的な方向性に持っていきたかったんでしょうが、わけも分からず自分はエンジニアではないのでひとまず諦めました。

その後、ITベンチャーとして六本木ヒルズに入ったわけですが、それも絶対にこの事業をという考えがあったわけではなく、webの制作というジャンルは強みをある程度生かせるかなという考えでした。
結局その企業は抜けるわけですが、19歳で六本木ヒルズに入れましたし、お金もそれなりにはサラリーマンより多いくらいにはもらえたので最初の企業としては良かったかなと思っています。
分からないことだらけなのはある種当たり前ではないかと思います。

起業家の全てが情熱を持っているわけではない

よく学生団体などに呼ばれてセミナーで喋ったりするのですが、みんな持っているイメージが起業家とは常にみな情熱を持って突き進んでいるものであるという。苦しいことにも耐えているという。
なんか間違ったイメージじゃんといつも思います。

別に全員が情熱を持っているわけじゃないんですよね。
普通に働くのがバカらしいから仕事したくないけどお金欲しいから起業しているという人もいます。じゃあそんな情熱のない人がダメなのかというとその人ってめちゃくちゃ利益を上げている。それでなおかつ安定していて仕事はきっちりやる。

要は、情熱を持っていることと仕事をキッチリやることは違うということです。
情熱持ってなんかすごい夢を語っていても嫌な仕事はちゃんとやんない人もいます。情熱なんかなくてなんかなりゆきで社長やっているけどやるべきことは完璧にこなす人もいる。
情熱を持っていることは必ずしも必要ではないけども、仕事をちゃんとこなして周りからの信用を得ることは必ず必要だと思っています。だからこそ情熱は全てではない。もちろんあった方がいいとは思っていますが。

とりあえず利益を上げればいいんじゃない?

優秀な起業家になるならひとまずお金を稼ぐしかないわけ

この記事で書かせて頂いたのですが、企業は利益を上げることが全てです。『社会に貢献が…』とか言いますが、利益を上げ、経済を動かし、人を雇って雇用を創出し、サービスを世の中に提供する時点で社会貢献です。利益を上げるために企業とは存在します。

そして、将来性という言葉は企業にとって最も測るのが難しい部分であるわけです。ミクシィはオワコンと言われましたが、お金と優秀なエンジニアがあったがゆえにとてつもない大復活を遂げました。(『ミクシィ最新決算が示すITベンチャーのあるべき姿』参照)
事業の内容なんていつでも変更できるのです。だからこそ、そのとき最も利益の出る事業に取り組むべきであることは間違いないでしょう。
どんな事業をしようとも全て自由です。ソニーは金融が主な収入源になっていますが、さらに不動産にも乗り出しています。別になんの事業でもできるわけです。
だからこそ、とりあえず利益の出ることをしようとそれを奨励したいと思います。

全て重く考えないことが起業の成功の秘訣

学生の方と話させてもらってよく思うのはみんな重く考えすぎだよということ。
起業したら死ぬかビルゲイツになるか二択しかないの!?と突っ込みたくなります。あくまで起業とはひとつの手段でしかないので、しょせん自分でビジネスをやるということの形でしかないのです。

別に起業なんてちゃんと利益を出すことはコツコツやれば難しいことでもありません。まあそこまで簡単かというとそんなこともないとは思いますが…
起業してうまくいかないから就職するわってことも別にできるわけです。ちなみに起業経験あると企業からは引っ張りだこです。就職の話のタネにするかくらいの感覚でもいいんじゃないかと思います。
起業するかくらいの軽いスタンスでいればいいと思います。ただし仕事は1つ1つしっかりこなしましょう。