韓国で最も注目される起業家がいる。
そしてその人物では日本でもよく知られたあの会社の人物である。
NAVER創業者、イ・ヘジン
中国のレイジュンのように、韓国で最も注目される起業家は誰かという質問は難しくても韓国の会社で日本で最も注目されるものは何かという質問はそう難しくないだろう。
それが、『NAVER』である。『NAVERまとめ』というすでに日常となったサービスや今をときめくLINEを運営している企業がNAVERである。(厳密にはLINE株式会社がNAVERの100%子会社。)
そんなNAVERを創設したのが、韓国で最も注目される起業家であるイ・ヘジンである。韓国発で日本でも大きなシェアを占めるサービスを生み出すNAVERを創設した人物とははたしていったいどんな人物であろうか。
サムスンのグループ企業から独立
日本で5000万人以上のユーザー数を誇るLINE、その親会社であるNAVERの創業者は韓国のIT業界で最も影響力がある人物だという。今回は、フォーブス誌で 「アジアで最も注目されている企業家25人」として取り上げられたこともある李海珍(イ・ヘジン)を取り上げる。
出典 https://medium.com/
そんな注目をされている彼ではあるが、そのキャリアはサムスンのグループ企業から始まった。イ・ヘジンは30歳のときにサムスンでの社内企業によってNAVERを提供するNAVERという会社を独立させる。(当時はNHN)
NAVERでの主要なサービスは、NAVERという検索サービスにハンゲームという韓国最大のオンラインゲームである。このハンゲームは課金制度の先駆けであり、基本的には無料で遊べるが、さらなる有利な条件のためには課金をすることが必要というシステムを最初に生み出している。
そしてLINEのリリース
そして、2011年の6月、NAVERからLINEというサービスが打ち出される。当時音声電話であれば日本ではSkypeが存在した。おまけに音声だけで言えばSkypeの方が優れていた。しかし、LINEは普及を遂げていたスマートフォンに最適化したアプリケーションとして展開、リリースから2年を待たずに利用者数は1億人を突破する。
イ・ヘジンは稀代のアイディアマンとして知られている。NAVERの展開するサービスのほとんどは彼が考案したものだと言われていることからもそれは頷ける。LINEというサービスについて彼の寄与がどれだけの割合であるかは謎であるが、もちろん大きな貢献があったことは言うまでもないだろう。2011年にしてスマートフォンに最適化したLINEというツールは今や日本を支えている。
また、旧livedoorを買収したことも大きな要因である。堀江貴文氏率いるlivedoorの幹部が今ではLINEの幹部となってLINEというサービスを支えている。今後、イ・ヘジンという起業家の名を聞くことは増えるだろう。