成功者と睡眠時間の関係性


成功者は何時間しか寝ない、はたまた何時間以上寝る。
こんなビジネス本が多く見受けられるが、はたして成功者と睡眠時間にはどんな関係があるのだろうか。

最適な睡眠時間は定義されていない

実は、最適な睡眠時間というのは、学者の間でも意見が分かれる部分である。今のところ、主流を占める8時間派と、そんなに必要なくて6時間派の2つが争っているようである。
昔は、三当四落(受験勉強において3時間睡眠だと合格し、4時間睡眠だと落ちるという言い伝え)という言葉があったくらいで、睡眠時間を削ることは美徳と思われていた部分がある。

現在ではさすがにそのようなことを言う人間はいないが、いったい人間にとってどの睡眠時間が適切なのかという問題は未だに未解決であり、6時間と8時間という大きな幅の中で争っているように、正解が出るまでは多くの時間がかかりそうだ。

成功者の睡眠時間は

では、世の中のいわゆる成功者の睡眠時間はどのようなものなのだろうか。成功者ともなれば人並み外れた努力を欠かさないことからごくわずかな睡眠時間の中でやりくりをしているのだろうか、それとも成功者は睡眠を大事にし、人より多くの睡眠時間をしっかりと確保しているのだろうか。

世の中の成功者の睡眠時間をいくつか列挙してみたのでそれを参考にして頂きたい。

睡眠時間の長い成功者

堀江貴文

horietakahumi
出典 http://www.gentosha.jp/

ホリエモンこと堀江氏は受験生時代から『寝る時間はしっかりとる』という考え方だったと著書で語っている。『睡眠時間を削ることでパフォーマンスが落ちるからそんなこと(睡眠時間を削って努力する)は意味がない』と切り捨てることもあり、それだけ睡眠時間をとることを重視していることが分かる。

ジェフ・ベゾス

jef
出典 http://ticktockblog.com/

amazonの創業者ジェフ・ベゾスは8時間の睡眠を徹底しているという。実は、神経質で部下をなじり飛ばすことも多いというジェフ・ベゾス。気難しい性格はスティーブ・ジョブズさならがらであるが、そのクリエイティブさや先見の明は8時間の睡眠によって支えられているのかもしれない。

睡眠時間の短い成功者

ティム・クック

tim
出典 http://taisy0.com/

現アップルの創業者ティム・クック。プロダクトの開発を行ったのはスティーブ・ジョブズでも金銭面のやりくりや売り上げの最大化を図ったのはティム・クックだと言われている。そんな彼の1日は社員へメールを送ることから始まります、その時間はなんと毎朝4時半、という異常な早さ。
最初に出勤し最後に帰ると言われている彼の睡眠時間はほぼない模様。

ジャックドーシー

jack
出典 http://u-note.me/

Twitterのみならず最近上場を果たしたSquareのCEOを担うジャック・ドーシーは、2つのサービスが軌道に乗る前は、1日の8~10時間をTwitterに、さらに8~10時間をSquareに当てていたと言われている。残りの時間の全てを睡眠に充てても6時間も寝れないのだから驚きである。

睡眠時間はストレスに関係している

身も蓋もない話ではあるが、睡眠時間は基本的に人それぞれであり、あまり他人が何時間という数字を自分もマネするというのはオススメできない。その人に合った睡眠時間があるため、それを崩すことは健康を損なう恐れがある。歴史上の人物で言えば、ナポレオンは2時間ほどしか睡眠をとらずにあとは多少の昼寝のみだったとされているが、アインシュタインは10時間以上の睡眠を必ずとっていた。

実は、必要な睡眠時間に関係しているのは日ごろ脳が感じるストレスの量に左右されるとされている。アインシュタインのようなよく思考をはりめぐらす科学者はそれだけストレスを受けるために多くの睡眠が必要となる。一方、体を動かし、活発な人は深く考えることがあまりないため睡眠時間が短くて済むとされている。
自分はどんなタイプなのかを考え、必要な睡眠をしっかりとることで健康に過ごすことができるだろう。