ミクシィが新作アプリ『マーベルツムツム』を発表


モンストで絶好調を維持するミクシィが次なる一手をうった。
ディズニー、LINEとの共作となる『マーベルツムツム』ははたしてヒットを飛ばすのか。

ミクシィが新作アプリ『マーベルツムツム』を発表

株式会社ミクシィ(東京都渋谷区、代表取締役社長:森田 仁基)の、”ケタハズレな冒険を。”を旗印にバトルコンテンツを創出するXFLAG™(エックスフラッグ)スタジオは、スマホアプリ「マーベル ツムツム」を2016年春に提供開始します。

このゲームアプリは、株式会社ミクシィ、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:ポール・キャンドランド)、およびNHN PlayArt株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:加藤 雅樹)の三社で共同開発したものです。

出典 http://monst.appbako.com/

第2四半期決算でもその好調さをアピールしたミクシィは大ヒット作『モンスターストライク』に続く新作となるスマホアプリ『マーベルツムツム』を発表した。サービスのリリースは2016年の春になる予定で、ミクシィ、ディズニー(ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)、LINE(NHN PlayArt)の3社が共同で開発を行っている。

LINEのドル箱『ツムツム』はどう変わるのか

http://kigyo-ka.com/00295/

『ツムツム』と言えばこのLINEの2015年7~9月期の好調さからも分かるように、その軸となっているゲーム事業のほとんどを占める大黒柱であり、Apple StoreおよびGoogle Playのランキングでもモンスト、パズドラらのタイトルと共に上位につけている。モンストやパズドラとツムツムの違いは、射幸心を煽るガチャや競争がツムツムにはないことであり、いわゆるソーシャルゲームとはツムツムの課金のシステムは異なっていると言える。ツムツムが他のゲームとは違い女性ユーザーが多いこともこのことに関係しており、どちらかというとサイバーエージェントの展開するAmebaピグに近い。

そんなツムツムはミクシィが加わることによってどう変わるのだろうか。今までのような形で展開を続けるのならばミクシィが関わる必要はないはずである。ツムツムでありながらも新タイトルである以上、既存のツムツムの顧客層を完全に無視することもできる。事実、『マーベルツムツム』のデザインは現在存在する製作中のものではアメコミのような雰囲気を感じる。男性ユーザーの割合も既存のツムツムよりも多いのではないだろうか。

ミクシィは第2のヒットを飛ばすのか

ソーシャルゲーム業界に伝わる1つの言葉がある。
『1本のヒットを飛ばせば5年後までにもう1本当てればいい』
これはそれだけの利益がソーシャルゲームでのヒットによってなだれ込んでくるということを意味している。GREEが全盛期の2010年頃から5年経つ今でもオワコンと叫ばれる中で営業黒字を維持していることを見ればそれは明らかであろう。

モンストがヒットし出したのは2014年の話であるから、次のヒットまでまだ3年ほどの猶予があることになる。モンストの利益を最大限に高めながらこれから第2のヒットを生み出すための3年になるだろう。はたしてその第2のヒットは『マーベルツムツム』であるのか。