実は渋谷にイケてるベンチャーが集まるオフィスがあるらしい。
そのシャレー渋谷とはどんなところなのだろうか。
ITベンチャー界のトキワ荘がある?
トキワ荘と言えば、手塚治虫、赤塚不二夫、藤子不二雄などの著名な漫画家を輩出したことで有名である。多くの漫画家が集まり切磋琢磨し合った地として知られている。このようにある分野で成功を目指して多くの若者が集まる地が存在する。
今回ご紹介するのはシャレー渋谷という、マンションタイプのオフィスビル。このシャレー渋谷には多くの優秀なベンチャー企業が集まると話題である。賃料は坪単価8000円と渋谷駅徒歩5分のわりには非常に安いこともあって人気を博している。
出典 http://www.manx-airlines.com/
外観はいたって普通のマンションといった感じである。
佐俣アンリ氏がその火付け役?
渋谷には古くはサイバーエージェントなど多くのITベンチャーが集まることが有名である。比較的若い会社が集まる場所であることは間違いない。
しかし、シャレー渋谷になぜここまで多くのITベンチャーが集まるのだろうか。
それを調べたところ、佐俣アンリ氏の名前が出てきた。
佐俣アンリ氏は、独立系ベンチャーファンドANRIを運営している。1社あたり1000万円~3000万円ほどのVCとしては大きめのサイズの投資を行っている。
要するに、このVC(ベンチャーキャピタル)が多く関与していることは間違いないだろう。
シャレー渋谷にオフィスを構える有力若手起業家の多くがベンチャーファンドANRIから出資を受けていたため、それをいくつか紹介しよう。
dely株式会社 堀江裕介氏
delyというオフィスに弁当を出前するサービスをリリース。元LINE森川氏にアイディアを話したところ非常に評価されるも、直後にLINE WOW(似たように弁当を出前するLINEのサービス)がリリースされ、実質LINEにパクられたと話題になった。
慶應SFC出身の起業家であり、最年少上場(当時)を記録した家入氏など多くの有名起業家に投資されるなどベンチャー界隈で非常に高く評価されている。
株式会社Branding Engineer 河端保志氏・高原克弥氏
エンジニアの採用を支援するサイト『Branding Engineer』をリリース。なんと採用祝い金が50万円ももらえるというから驚きである。近年より需要の大きくなっているエンジニアの採用に目を付けたサービスである。エンジニアの価値を高める会社を作りたいとの信念から起業したとの事である。
上場への近道はオフィス選び?
まだまだシャレー渋谷には多くの起業家たちがオフィスを構えている。このように、起業家という選択肢が今まで以上に注目されている時代だからこそ多くの起業家がオフィスに集まり、コミュニティを作り高め合っているのであろう。
(ただ、ここに登場した起業家たちはすでにオフィスを移転している。)
起業して成功を目指すのならばこうしたオフィスを選択するというのは1つの手なのかもしれない。
類は友を呼ぶというように優秀な起業家の周りには優秀な起業家が集まるのだろう。