サウジアラムコがIPOで世界最大の企業誕生へ


アップルを大きく超える世界最大の企業が誕生する。
サウジアラムコが2018年にIPOを計画しているサウジアラムコとは。

サウジアラムコIPOの衝撃

つい最近アルファベットがアップルを抜き世界最大の企業になったところをアップルが抜き返したばかりであるが、それを何倍も上回る企業が登場しようとしている。
その名はサウジアラムコ。サウジアラビアの国営企業で、世界最大の石油会社である。アウジアラムコは、現在財務諸表開示の準備を進めており、2018年にIPOを予定しているという。

サウジアラムコの2017年度決算が発表できるように歩みを進めているという。アナリストの推測では、2014年のサウジアラムコの売上高はアップルにマイクロソフトの合計を上回っていたとされている。

IPOにはサウジアラビアの政策が関係

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子は2016年4月、サウジアラムコのIPO(株式5%を市場から調達)後の時価総額は2兆ドルを超えるとの示している。現在世界一のアップルは6000億ドルほどであるからそれを大きく超えることになる。

サウジアラムコが株式公開を目指すのには理由がある。調達した資金を元手にサウジアラビアをを石油依存から脱却させることを目指しているのだ。原油価格がかつての半分以下に落ち込むなど原油自体の価値が落ちる中で次の一手を打つ。
サウジアラムコは2015年で日量1020万バレルという産油量を公表している。ただ、国営企業だけあって、学校、病院、スタジアムの建設も担っている。そのことから財務情報の開示は複雑な仕事になっており、長い時間がかかるのは仕方のないことなのかもしれない。

とはいえ、このままいくとサウジアラムコが世界最大の企業になることは間違いないだろう。