iQONが画像からアイテムを検索可能な技術を開発


ファッションコーディネートアプリ『iQON』の技術がすごい。
スナップなど画像の中にあるアイテムを検出し、そのアイテムに近い商品を検索することができる仕組みであるが、アパレル業界において1つの購買における革新になるかもしれない。

『iQON』が画像からアイテムを検出するシステムを開発

ファッションコーディネートアプリ『iQON』を手がけるVASILYが、スナップ写真で着用しているアイテムを検出・検索できる独自のシステムを開発している。この技術が実用されれば、街中で見たおしゃれなファッションや、映画などでタレントの着ている服から自分の気に入ったものが購入できるようになるかもしれない。

この人の着ている服を自分も欲しい、そんな欲求は昔からあるもので、イギリス王室にシャーロット王女が生まれてから、彼女の着る服は常に一瞬で売り切れるほどであった。
そして、ことファッションアプリやファッションECなどにおいては、そんな需要が一層高まることだろう。

アイテム検出の仕組み

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概要は以上の通りとなっており、どこの部分がアイテムにあたるのか、次にアイテムがどのカテゴリにあたるのか(靴なのかシャツなのか、など)、最後にそのアイテムに似ているアイテムをデータベースから検索するような仕組みになっている。

画像自体を分類する部分などについては従来からあったものであるが、画像のアイテムに似たアイテムを探し出すあたりはあまり見かけることがない部分だ。実用されている例は聞いたことがなく、これができれば大きなブレイクスルーになりうる可能性がある。

Instagramがトップランナーか

Instagramのさらなる可能性とは

Instagramでは、投稿から商品を購入できる機能をすでにテストしている段階ではあるが、この技術と同様のものが成立すれば、写真の中にある服やアイテムを判別して、それに似たスポンサーの商品をその場で購入することができるといった形が生まれる可能性がある。

画像を認識して似たアイテムを表示させる仕組みがどれほどまでに精度を持つかは分からない。しかし、可能性として非常に大きなものがあることが分かるだろう。
ZOZOTOWNを運営するスタートゥデイのWEARでは、コーディネートを閲覧することができ、ZOZOTOWNで購入も可能ではあるが、コーディネートを見ながら商品を購入するという在り方では、やはりInstgramが圧倒的な力を持っていると考えていい。

ファッションアプリはより競争が激化するのではないだろうか。