『地球規模の構想力』で話題のメタップスがすごすぎる


SPIKEコインを発表しさらなる評価を得たメタップス。
そのすごさに迫ります。

SPIKEコインでさらに話題のメタップス

ベンチャーのメタップスが銀行をぶっ潰すサービスを発表

メタップスの発表したSPIKEコインを扱ったこの記事は、一瞬でfacebookで100以上拡散されるなど、非常に大きな反響がありました。今でも記事を見るたびにその数は増えています。それだけこの銀行をぶっ潰しかねないサービスには衝撃があるのでしょう。

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メタップス佐藤航陽氏の『地球規模の構想力』

メタップスを語る上で外せないのは、
創業者兼CEOの佐藤航陽氏です。SPIKEコインの記事でも触れましたが、早稲田大学を中退し、SEO対策などの事業を経てアプリのマネタイズプラットフォームでアジアに進出。そして電子決済サービスに踏み込んだ彼はまだ29代です。ここまですごい20代がいたでしょうか。

そして話題となっているのが彼のブログです。

更新は数ヶ月に1回と少なく題材は哲学論だったり経済論だったり彼の経営に関わってくる考え方なのですが、驚愕なのはその鋭い視点と構想力。これだけ大きな規模で(時間軸しかり市場規模しかり)ものごとを考える人間がいるのかと感心させられてしまいます。

「人間には賞味期限がある、という“焦り”を常に感じています。だから、数年以内に地球全体の10分の1へリーチする見込みがなければ、サービスを手掛けようとは思いません」

このような言葉をさらっと言いのけることのできる起業家ははたしているのだろうか。日本というガラパゴス化した市場の中にあってついつい1億人規模でものごとを考えてしまう日本人起業家の中で、20代前半で世界に飛び出しアジアの市場をとりにいった彼はものが違うと言わざるを得ません。

メタップスの事業内容は2つ

そんなメタップスの事業内容は大きく2つに分かれます。

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アプリマネタイズプラットフォーム

メッタプスの名前がついているように、主力サービスです。アプリのマネタイズに需要を感じた佐藤氏は国内の事業を全て売却し、全資産をシンガポールでのこの事業に対して注ぎ込みました。それがメタップス社の海外進出への転機だったわけです。

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人工知能を用いてアプリの収益化を図ります。様々な形からユーザーの行動パターンを学習し、最適なマネタイズを実行することができます。またこれに併せてリワード広告の事業も存在します。リワード広告は近年では効果が薄いことからあまり力を入れているようには見受けられません。

オンライン決済サービス

ベンチャー企業メタップスが銀行をぶっ潰すサービスを発表』でも紹介した通り、クレジットカードの決済がオンラインで行えるサービスです。事業者でないとあまりピンとこないかもしれませんが、ソースコードを挿入するのみで決済が行える点が非常に画期的です。また、決済手数料を安くしており、その間に安定的に存在するキャッシュで運用を行い利益を出すのではないかと推測されます。

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そして昨日発表されたSPIKEコインのサービスは電子マネーを購入すると1年ごとに1%が増えるというものです。3年間全く利用しないと没収されるなどの点はありますが、SPIKEマーケットでamazonギフト券を購入することで実質換金も可能です。ユーザーに還元することで早くにアーリーアダプター層を抑え、銀行としての機能を果たす狙いがあるでしょう。

これからもメタップスに注目

ざっくりとメタップスはこのようなまさに世界の頭脳集団といった事業内容で、アジアの市場を抑えることを目指しサービスを手掛けています。
多くのベンチャーが資金調達をし、事業家拡大を広げるまさにITベンチャー全盛というこの時代にあってもメタップスはずば抜けた存在に見えます。

『世界の市場を抑えるためには、日本からではなくアジアからでなくてはならない。』
このようなことを言えて、なおかつ実現できる若手起業家は他にいないでしょう。これからに注目です。