今Pokemon Goの勢いが止まらない。
すでにDaily Active Userはリリース1週間にしてTwitterに迫る勢いだ。
Pokemon Goが好調
任天堂が2016年7月6日に米国やオーストラリアなどで先行配信をはじめたスマートフォンゲーム『Pokémon GO(ポケモン GO)』が好調である。
Pokemon GOは位置情報を利用したゲームであり、現実世界そのものの地図データをもとにしてポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルしたりするといったポケモンの体験ができるゲームになっている。今までのゲームのようにモニター上で完結せず、位置情報データと連動しているためにポケモンを探すためにプレイヤーは実際に家の外に出てゲームを楽しむことになる。そのため、他のプレイヤーと出会ったりしながら楽しむことができるというのは今までのゲームにはなかった特徴である。基本プレイは無料でアイテムに対しては課金がある。
もともとポケットモンスターシリーズは、ポケモンの交換やバトルといった要素によってプレイヤー同士が繋がるというようなゲーム内で閉じないことを大事にしてきたゲームである。ゲーム性以上にプレイヤー同士の交流を大きく促してきた経緯がある。ポケモンにとっては今まであまりなかったスマートフォンゲームであるPokemon GOは、ポケモンの世界をスマートフォンを利用して現実へと広げたようなゲームで、今までのゲームとは全く異なる価値観をユーザーにとってもたらすことになるだろう。
なお、Apple StoreランキングとGoogle Playランキングではリリース直後から、アメリカ・オーストラリア・ニュージーランドでPokemon Goは1位を記録している。さらにはアメリカApp Storeの売上ランキングでは、『Clush of Clans』や『Candy Crush Saga』を抜いて1位、ダウンロードランキングでは『Snapchat』や『Twitter』などを抜いて1位に踊り出ていることが分かる。日本での配信はまだであるものの、大きなヒットを飛ばしている。
すでにDAUはTwitterに迫る
Android版Pokemon GoのDAU(1日あたりのアクティブユーザー数)はすでにTwitterに迫る勢いだという。リリースからわずか48時間で全米のAndroidユーザーのうち5.6%がダウンロードをしているというのは驚異的と言う他ない。さらに、Pokemon Goはユーザーの平均滞在時間は43分23秒でこれは驚異的な数字だ。Snapchatよりも長い。
これを受けて、任天堂の株価は2016年7月11日の終値で前週に比べて約37%増加の20260円に急騰した。時価総額は3兆円に迫る。任天堂自体の価値が7000億円ほど上がっている。Pokemon Goのヒットが任天堂の躍進にとって十分なものであることを意味しているようだ。
なお、Pokemon Goの売上は、アメリカ・オーストラリア・ニュージーランドの3ヶ国で約1億円以上、アメリカだけでダウンロード数が750万ダウンロード、1日あたりの売上が1億6000万円以上とも報じられている。日本など今後の配信次第では年間売上は10億ドルを超える可能性も出てきている。Pokemon Goはとてつもない一大ブームを巻き起こしそうだ。
なお、こちらからPokemon Goの映像を視聴できる。