YouTube、2017年に有料オンラインTVを開始か


YouTubeがかねてから噂されていた有料コンテンツに取り組むようだ。
『Unplugged』は2017年の開始が噂される有料オンラインTVである。動画サービスの今後はどうなっていくのだろうか。

YouTubeが『Unplugged』をリリースか

YouTubeがついに有料コンテンツに手を広げるのかもしれない。新たな有料サービスとしてオンラインTV『Unplugged』の提供を2017年に検討しているようだと、ニュースメディア『Bloomberg』が報じている。

この『Unplugged』では、見たいテレビ番組のみを契約することが可能と言われており、オンラインテレビ局にあたるのではないかとの推測をされている。NetflixやHuluなどのコンテンツに近い形式で、なおかつオンラインの形態をとるという意味では新しい形のサービスになりそうだ。

『Unplugged』の仕組み

YouTubeは昨年2016年、有料配信サービス『YouTube Red』をアメリカで開始しているが(もともと『YouTube Red』が開始されたときにはついに有料化と騒がれたものの無料サービスは今も継続されている。)、収益源のさらなる拡大を目指してのものでありそうだ。

導入を検討しているとされるオンラインTV『Unplugged』は、仕組みとしてはオンラインストリーミング配信と同様であるとされており、見たいテレビ番組がいつでも見られるほか、ユーザーが見たい番組ごとなどで契約することにより、良質な番組を低価格で見ることが期待されている。 定額制のサービスと異なる点では、コンテンツごとの購入が可能であるという点になるだろう。
具体的にはケーブルテレビ各社と交渉中であり、CBSやFOXなどからコンテンツが供給されると見られている。

動画コンテンツの行く先は有料コンテンツか

日本では、AbemaTVやLINE LIVEなどの無料で視聴することのできる動画コンテンツがすでに存在しているが、海外ではHuluにNetflixなど定額制のサービスが主流になっている。YouTubeも広告モデルでなかなか利益が出ないなど苦戦が続いており、動画に既存の広告モデルを適用させるのは難しい。オンラインであればテレビとはわけが違う。

なお、『Unplugged』の導入時期については早くて今年中、遅くても2017年と報じられているが、YouTube側からの公式発表はまだであり、続報が待たれる。