日本には大きな洗脳が存在しました。
戦争などは洗脳抜きにはできません。
そしてそれは今も続いています。
年功序列
1つの例が『年功序列』です。
日本には飛び級制度がありません。
学習も年齢に応じて横一列で行われています。
そのため、
年をとっていればいるほど優秀であり偉い、という考え方が存在します。
もともと、日本では職人が弟子に技術を教えることで人材が育ってきました。
そのため年功序列であること、年上を敬うことには非常に大きな意味がありました。
ただ、これは現在ではあてはまりません。
例えば寿司職人なら、寿司を握る技術に関する情報はいくらでもあります。
他ではお目にかかれないレベルの技術を持つごく一部を除いて弟子入りする必要性なんてそうありません。皿洗いだけずっとする日々などいらないのです。
仕事でも、優秀でない上司などいりません。
年功序列に合理性など存在しません。
高度経済成長期は、ただひたすら真面目に仕事をすれば経済の発展により会社は大きくなりました。
だからこそ、年功序列で給料をよくするから頑張って働け、というニンジンに効果があったわけです。
しかしそれでは今は破綻しています。
割を食っているのは失われた10年を作りだした団塊の世代ではなく、その下の現在の40代です。
人間は苦労をしなくてはいけない
他の例で言うと、
人間は苦労をしなくてはいけない
という洗脳が蔓延っています。
これなんかは洗脳と呼んでいいレベルのバカバカしさです。
自分が苦労したんだからこいつが苦労しないのは気に食わない
という感情が『苦労をしなきゃ何かは得られない』という洗脳を呼びます。
苦しみと比例して能力が上がるなんていうデータはどこにもありません。
ただの老害の戯言です。
この洗脳の呼んだ最も大きな悪が、『体罰』ですね。
今はその考えが見直されていますが、1980年代まではまかり通っていたというのは非常に恥ずべき事実です。
幸せになるために生きるのに、
苦労をわざわざする。その苦労が幸せに変わる保証なんてないのに。
これが歳上からの教えです。
世の中洗脳まみれ
このように日本には、(もちろん海外にも同等レベル量が)
くだらない洗脳が存在します。
この洗脳の恐ろしいところは、
子どもが小さいころから大人に説かれ続けるため、それがあたかも真実であるように見えてしまうという部分です。
判断能力のない幼少期に植えつけられた価値観は非常に強く残ります。
それが事実であるとまた大人になったら子供に植えつけて、という最悪の循環が生まれます。
そして、次は真実だと思われている価値観の是非を考えてみます。