1000万DLという限られたアプリにしか達成できない領域。
その数字をわずか1ヶ月で達成したアプリとは…
1000万DLでモンスターアプリと言われる世界
よく、ソーシャルゲームなどでは、『~~万ダウンロード達成!』といううたい文句が並ぶ。もちろんゲームの売り上げを考えても盛り上がりを考えてもそれだけのユーザーがいることの恩恵は大きい。それにそれだけそれぞれのアプリがダウンロード数を競ってしのぎを削っているということである。様々なジャンルのアプリがひしめく現代社会においてどれだけのユーザーを集めることができるかというのはそれだけ求心力がこのアプリにはあるという指標になりうるわけである。
そしてそのダウンロード数の1つの基準が1000万DLである。LINEが国内でDL数5000万を超えるナンバーワンアプリなのに対して、その他のSNS、Twitter、FaceBookなどは2000万前後のダウンロード数を誇る。
1000万DLを達成したアプリはそれに肉薄する勢いということである。
あれだけCMを打っていた755(『ホリエモン×CAの次世代アプリ755は失敗なのか?』参照)が400万DLなのを考えるとその数字がどれだけすごいものなのか分かることだろう。数少ないアプリのみが達成できる領域が1000万DLであり、それを達成したアプリは”モンスターアプリ”と呼ばれる。
1000万DLを達成したモンスターアプリの数々
国内のモンスターアプリには下記のようなものが挙げられる。どれも聞いたことのあるようなものばかりであろう。
グノシー
グノシーは2011年10月のリリースから3年間で1000万DLを突破。
ニュースアプリとしては現在最も有名なアプリであろう。
メルカリ
出典 http://netbiz.intergenius2.com/
メルカリは2013年7月のリリースから1年半で1000万DLを突破。
フリマアプリに位置付けられ、ヤフオクなどよりも気軽に不用品を売ることができる。
comico
comicoは2013年10月のリリースから1年5か月で1000万DLを突破。
オリジナル漫画が無料で読めるアプリである。
パズドラ
パズル&ドラゴンズは2012年2月のリリースから1年で1000万DLを突破。
おなじみのパズルRPGを題材にしたゲームアプリである。
モンスターストライク
モンスターストライクは2013年9月のリリースから10ヶ月で1000万DLを突破。
mixiが再建をはたしたことでおなじみのゲームアプリである。
1ヶ月で1000万DLを突破したアプリ
実は、これらの有名アプリを遥かに凌ぐスピードで1000万DLを突破したアプリがある。
その期間はなんと1ヶ月だというのだから驚愕の数字だ。この数字は上記のうちで最も早いモンスターストライクの8分の1の時間という圧倒的な数字である。
しかも、そのアプリはCMを打っていない。
上記のアプリでさえCMを打ちながらやっと達成した数字を広告費ゼロで達成したというのだから驚きである。
『Brain Dots』が1000万DLを1ヶ月で達成
そのアプリとは、『Brain Dots』というアプリである。
脳トレをイメージさせるアプリになっており、ゲーム画面上に線を描くことによりミッションを達成するという内容になっている。
非常にシンプルなルールで、青と赤のボールを線や図形を描くことによってぶつけることでクリアするというもの。このシンプルなルールがハマったのかもしれない。
渋谷のITベンチャー『トランスリミット』が『Brain Dots』を制作
このアプリを開発したのは、渋谷のITベンチャーであるトランスリミット社。
2014年1月に2人のエンジニアで創設した未だ2年も経っていない新しい企業である。
にもかかわらずアプリという難しい分野ですでに余裕で黒字を達成したというのだから驚きである。
1ヶ月で1000万DLという例を見ない業績を達成した彼ら。
2,3年後の近い未来には彼らの上場が見られるかもしれない。