起業家が大注目!スタートアップの祭典『SLUSH』がこれで分かる!


世界最大のスタートアップの祭典SLUSHがアジアに上陸。
そして、その開催地は日本であった。

フィンランド発の『SLUSH』

フィンランドのヘルシンキでSLUSHが初めて行われたのは、2008年。はじめは200人ほどの若き起業家やイノヴェイターたちの、内輪の集まりから始まったイヴェントだったという。それが回を重ねるごとに規模を大きくし、2014年には78カ国から1,300の企業と14,000人以上の参加者が集う巨大ムーヴメントになるほど成長することになる。

出典 http://wired.jp/

今や世界最大のスタートアップの祭典となった『SLUSH』ではあるが、最初は小さなイベントであった。
スタートアップという要素と祭典という要素が融合したことによって、その魅力が規模を大きくしたのかもしれない。

『SLUSH』の魅力はスタートアップをエンターテイメントに変えたこと。

SLUSHの最大の特徴は、スタートアップをポップカルチャーに変えたことだろう。イヴェント空間は派手なライティングと音楽でコンサート会場のように演出され、起業家のスピーチやピッチのたびに大きな歓声が湧き上がる。そんなSLUSH独特のスタイルによって、フィンランドでは起業家を新しいスターと位置づける価値観が生まれているという。

出典 http://wired.jp/

スタートアップと言えば、
偏屈なエンジニアがシリコンバレーでパソコンをカタカタ叩いてテクノロジーと向かい合う。
という見られ方もあるかもしれない。
そこまででないにはせよ、やはりテクノロジーには難解なものも多く、なかなかその内容が分からない、それがお堅い印象にしているという面もあるように感じられる。

それをこの『SLUSH』は変えた。
起業家の祭典はまるでスーパーアーティストの祭典のようだ。
起業家なのかビッグタレントなのか分からない。
そのくらい起業家というスターをみなが敬意を持って称えるイベントとなっている。

今や起業家はスターだ

人々のマインドの変化は、かつては大企業志向が強かったフィンランドを「スタートアップの国」に変えつつある。長い間ノキアに続くグローバル・カンパニーが出てこなかった同国では、「アングリーバード」で知られるRovio EntertainmentやソーシャルゲームのSupercellなど、世界に名を知られるスタートアップがこの数年で増えているのだ。
「シリコンヴァレーが世界のイノヴェイションの中心地だと思っていたが、SLUSHを知ってからはその考えが変わった」と、アリババ・グループのCTO、ワン・ジャンはコメントしている。

出典 http://wired.jp/

この『SLUSH』がフィンランドでの起業への熱狂を作った。
ノキアが経済を支えるこの北欧の小国はノキアに続くスタートアップを生み出した。
その原動力の一つが『SLUSH』だ。イベントによって世界中の起業家が、才能が集まる場となっている。

『SLUSH』がアジアに、日本に上陸

その『SLUSH』がアジアに上陸した。
そしてその場所は日本である。
『SLUSH ASIA』はその場所に日本を選んだ。

2014年4月24日、東京お台場でSLUSH ASIAは開かれた。

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出典 http://spotry.me/

豪華スピーカーが集結!

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出典 http://spotry.me/

超豪華スピーカーが『SLUSH ASIA』に集結した。
トップバッターを務めたのは、元LINE株式会社代表取締役現C Channelの森川亮氏。
他には、ガンホーの孫泰蔵氏、DeNAの南場智子氏などがスピーカーを務めた。

上記のスピーカーだけでなく、参加者にも起業家が集う。
様々な最新のテクノロジーを用いて『SLUSH』はその場を盛り上げる。
まさにお祭りで、スタートアップというなにやら小難しい概念を大いに楽しいエンターテイメントに変えてくれる。

起業家とはスターである

世界的な流れとして起業家はスターである。
特にシリコンバレーではそこから多数の雇用が生まれていることもあり、起業家はまさに人々を豊かにするスターだ。
それが残念ながらまだ実現されていないのがこのアジアであろう。
特に日本では、『金儲けは悪』とされることも少なくはなく、批判の的となることも少なくはない。

経済的な側面からすると、
財閥企業などが寡占状態であり、富の流動性が失われることの方がマイナスではある。
そのことが理解されているシリコンバレーでは、古参企業の寡占化をぶっ壊す起業家はスターである。

日本でも、そのような流れが生まれると経済は圧倒的に活性化する。
そのような日がくるのはこのようなイベントからではないだろうか。