ルサンチマンという言葉をご存知でしょうか?
実は、現代の世の中を語るうえでは外せないワードです。
ルサンチマンとは?
ルサンチマンを持つ人とは「本来の『反動』、すなわち行動によって反応することが禁じられているので、単なる想像上の復讐によってその埋め合わせをつけるような徒輩」である。
ルサンチマンを持つ人は非常に受け身で、無力で、フラストレーションを溜めた状態にある。つまり、実際の行動をとるには社会的な制約があり、自身の無力を痛感している人である。そういう状態にあっては誰であっても、ルサンチマンを持つ状態に陥る。
社会的に強者であれば、嫉妬や反感といった感情に主体的に行動することができるため、フラストレーションを克服することができ、そのため、仮にルサンチマンの状態に陥ったとしても、一時的なものでしかないとされる。
反対に社会的な弱者はルサンチマンから逃れられない。フラストレーションをむしろ肯定し、何もできないことを正当化するようになる。社会的な価値観を否定したり、反転した解釈を行うようになる。こういった自分の陥っている状態を正当化しようとする願望こそ、奴隷精神の最大の特徴であるとする。
思いっきりwikiからの引用になりますが、
ルサンチマンとはこんなものです。
色んな所にいるルサンチマン
簡単に言うと、
『絶対に勝てない(と思っている)相手に対して、批判をするような人人間性』
ですね。
絶対に勝てないのだから、
相手を批判して勝った気になって気持ちよくなろうということです。
よくいますよね。
テレビとか見て文句ばっか言っている人。
成功者を見て、『でもあんな風にはなりたくないなあ』とか。
政治にぶつくさいっているおっさんもそうです。
自分の力ではどうにもできないから文句ばっかいうんです。
時代によってルサンチマンも…
これっていうのは、
実は近年増えてきています。
昔だったら、
デモのような運動などなのがあって、
自分たちの力でなんとかしてやる
みたいなことが起こっていたんですが、
今では、
権力者も頭がよくなって、
メディアが大衆に迎合したり、
そのメディアを利用したり、
うまいこと大衆(貧乏人)のご機嫌をとるようになったからなんです。
それに加えてデモなんかは激しく規制する体制もできました。
そうすると、
国民はどうなるのかっていうと、
ひたすら批判します
それも当人に届かないところでひたすら批判するんです。
勝てないし勝ち目もないから批判して満足します。
ルサンチマンの悪影響
欲のない人間っていうのも同じで、
手に入らないものに対する欲求を募らせるより、
『俺はこれが幸せなんだ、成功者なんてクズなんだ』
という風に満足するからなんですね。
(心理学的に見て欲のない人間というのは非常に不自然で有り得ません)
これが社会にとって非常に害悪です
他にやることはあるのに…
その成功者への怒りだったり、嫉妬を
自分の努力に結びつければいいのに…
そうすればどれほどの人が幸せになるか分かりません。
なのにルサンチマンを出してしまう。
そういった人間は、
上昇志向を持った人間の邪魔をします。
『どうせそんなのうまくいきっこないよ』
という風に。
社会学的な観点から言うと、
どうしてもルサンチマンはいなくなりません。
だとしても自分はそんな風に絶対になりたくないものですね。
人の足を引っ張る暇があるなら自分が努力するべきです。