セブンが仕掛ける壮大な「コンビニ改革」


セブンイレブンと言えばコンビニ業界でも常にトップを走っていますが、
トップシェアによる顧客データや経営規模はさらにそれを加速させそうです。

オムニチャネル戦略

オムニチャネルとはあらゆる販売経路を統合させることです。
例えば、nanacoカードで得たデータをセブンイレブンが通販での顧客へのオススメ商品に使うなど。

誤解されがちなのがマルチチャネル。
マルチチャネルは様々な経路で購入ができること。
店舗でも買えるしPCでも買えるしスマホでも買えるという風に

それに対してオムニチャネルは全てのチャネルが交差して関連することです。
店舗で買ったもののリピートがネットからでき、家に届くようになるなど。

マルチチャネルは様々な販売経路の選択肢を持っている、
オムニチャネルはそれらの販売経路が関連性を持っていると考えると分かりやすいです。

オムニチャネルの例

店舗に在庫のない商品はその場でネット注文して届ける

お店に靴や服を買いにいったのにサイズがないとかありますよね。そんな1つのことでお店からしたらこの人はもうこのお店にはいかなくてもいいかなとなりかねない。
そのとき、店員さんがさっとネットで注文してくれます。お客さんはその場でタブレット端末で操作するだけ。3日もすれば家に届く!

ネット注文した商品を店舗で受け取り

ネットで注文すると家に届くわけですが、基本的には1日以上かかります。
今日朝注文して、夜には欲しいというものは、店舗で取り置きしてくれます。
今すぐ欲しいものをネットで注文して家に帰るまでの間に1番近くの店舗で受け取りができます。

セブンイレブンの戦略

例えば、コンビニの場合は公共料金の支払い、郵送物の受け取りなど様々な形で来店を促しています。
関係ないことでもコンビニに足を運ぶことで衝動買いの可能性があるからです。

100円コーヒービジネスの真実

100円コーヒーなんかもそれをきっかけにして、他の買い物を期待しているわけですね。

何でもそろっているからふらっと訪れて買ってしまう。
これこそがコンビニの本質です。
セブンイレブンはオムニチャネルによってその可能性を増やしているのではないでしょうか。

コンビニの性質上、これだけが仕事ということはありません。
コンビニエンスという『便利』という意味がさすように全ての生活に対して、
インターネットでなんでもできるように、それに対してコンビニが何でも店舗でできるようになっていくのではないでしょうか。
webと同様のレベルでコンビニの進化には注目しています。