フジテレビで放送されていた2015年の第7回AKB総選挙。
もしかしたらAKBに興味がなくても結果は見ていた人もいるんじゃないでしょうか。
その驚愕の総額を算出してみました。
実は株主総会?AKBの総選挙
”総選挙”と題してますが、AKBのそれは1人1票という原則が存在せず、投票に対してかけた金額(≒買ったCDの数)に比例して投票数が存在することから、株主総会と同じ仕組みになっています。
要はお金を使えば使うほど、自分の好きなメンバーの順位を上げることができるという構造です。
アイドルというビジネスモデル
もちろん、クラウドファンディングのものと一緒にするわけにはいきませんが、上記記事で述べたようにアイドルというビジネスモデルは『応援する』という動機から成り立っています。
今回のAKB総選挙は、自分の好きなメンバーを『上位に上げたい、ステージでいい位置で歌わせてあげたい』という応援で成り立っているわけです。
今までの音楽業界はどれだけお金を使う客であってもCDを何十枚を買う可能性はないし、ライブを全て見に行くといっても限界がありましたが、今のビジネスモデルでは客同士が競うようにCDを買うことからより多くのお金を落としてもらえるようになりました。ソーシャルゲームなど含めてこのビジネスモデルはwebが普及した今だからできるビジネスモデルであり今後もさらに普及していくことでしょう。
総選挙の総額は54億円!?
今年2015年の投票総数は328万7736票にのぼりました。
(ちなみに前年2014年は268万9427票、前々年の2013年は264万6847票です。)
今回の投票にかかった総額は、54億1161万3456円ということですね。(CD1枚あたり1646円の定価で計算しています。)
株主総会だとしたら、総額54億円の株主たちが存在するということになります。
AKB総選挙上位メンバーの獲得額
AKB総選挙のメンバーの獲得した票数を1票CD1枚分の1646円で計算してみました。
第3位 渡辺麻友 2億7288万8694円(165789票)
出典 http://sousenkyo.akb48.co.jp/
第2位 柏木由紀 2億7518万3218円(167183票)
出典 http://sousenkyo.akb48.co.jp/
第1位 指原莉乃 3億1940万4654円(194049票)
出典 http://sousenkyo.akb48.co.jp/
1位に輝いた指原莉乃はなんと総額3億円ものお金をかけてファンは投票したことに。彼女は中国富裕層のファンが多いと言われていますが、もしかしたら1000万円以上使ったファンもいるかもしれません。
AKB総選挙の総額54億円でできること
マー君の年俸を2年分払える
出典 http://sportiva.shueisha.co.jp/
ヤンキースの田中将大投手の年俸は23億円。この年俸を2年分以上払うことが出来ます。
逆に言えば総選挙の半分近くの額をもらっているマー君は確実に推しメンを1位にすることができます。
東京ドームを30年貸し切れる
出典 http://zasekihyou-arena.com/
東京ドームの1日の貸切料金は平日315万円、休祝日385万円です。1週間で合計すると、2345万円になります。
つまり30年は貸し切ることができる計算に。東京ドームをみんなで貸し切ってAKBを呼べばいいんじゃないでしょうか。
都知事選を実施できる
出典 http://cadillac600.blog14.fc2.com/blog-entry-5741.html
都知事選の費用はおおよそ49億円と言われています。(詳細な試算は困難であるため東京都の回答を元に試算)
そもそもAKBの総選挙どころか都知事選までなら選挙が出来てしまいます。
まとめ
当然、賛否両論はあるものの、これだけの額が動くアーティストのグループはAKB以外に存在しないでしょう。
これだけの売り上げを生み出すビジネスモデルも凄まじいものに間違いありません。
AKBに追随するアイドルグループが出てくるかにも注目です。
ちなみにおよそ3億5千万円あればお気に入りのメンバーを1位に確実にできるようなので、推しメンがいる方はぜひやってみてください。