第4のディズニーホテル開発へ。まだまだ感じられる需要


ディズニーリゾートが国内4番目のディズニーホテルの開発を発表。
まだまだ止まらないその需要ははたしてどこまでいくか。

国内4番目のディズニーホテルを開発へ

 ディズニーアンバサダーホテルなど3つのディズニーホテルを運営するミリアルリゾートホテルズ(浦安市)は2日、国内4番目の新たなディズニーホテル「東京ディズニーセレブレーションホテル」を新浦安エリアに開発すると発表した。

出典 http://www.chibanippo.co.jp/

ディズニーリゾートの4つ目のホテルを開発することをミリアルリゾートホテルズが発表した。2015年4月に値上げを実施するも来客数が快調なディズニーリゾートはさらなる来客獲得への取り組みをするようだ。宿泊料は3万円前後と既存のディズニーホテルよりも2万円ほど安い。下記のようなイメージになるという。

disneyhotel
出典 http://www.chibanippo.co.jp/

USJは沖縄にテーマパーク新設

http://kigyo-ka.com/00141/

本誌でも上記記事で取り上げたユニバーサルスタジオジャパンは2020年の開業を目指し沖縄でのテーマパーク建設に乗り出すことを発表している。沖縄というと国内からの来航客が多い。近畿の日帰り圏内の客が多く来るUSJと違って沖縄は立地上日帰り客ではあまり来客数は稼げないだろうから、国内旅行での需要を狙っているものと思われる。

今回のディズニーホテルの開発も同様の需要を狙ったものではないだろうか。日帰り圏内の関東圏の来客が宿泊する数はそこまで多くないはずだ。国内での旅行の需要が増えている、もしくは国内旅行の認識が変わっているのかもしれない。

まだまだ止まらないテーマパーク需要

USJはかなりの大金を投じてハリーポッターなどのアトラクションを開発、それでも大きく売り上げを伸ばし投資を回収した。ディズニーランドも値上げをしたが、USJも同様に値上げを検討しているというが、その理由が実は『人が多すぎるから値上げをして少し減らすくらいがちょうどいい』という理由にある。テーマパーク自体の需要は高まっているのではないだろうか。

近年、アベノミクスの影響もあって徐々に景気がよくなってきている。その結果も受けて娯楽の需要というのが増えているのではないかと予想される。ディズニーリゾートは最近、主婦層へ向けたCMを全国区で展開している。当然ながら若年層、ファミリー層の需要が高いディズニーリゾートは平日夕方以降、休日は回転率がいいものの、平日昼間はそうではない。それはどのジャンルにおいても至極当然のことであるのだが、そうした隔たりをも埋めて利益を底上げする狙いがある。

こうした来客数の隔たりがなくなり、常に一定水準での回転が見込めるようになればテーマパークの業界は非常に先行きが明るいだろう。ディズニーリゾートはじめとしてテーマパークの需要はまだまだ広がりそうだ。