LINEが新たなサービスを発表した。
このサービスでこの外部メディアはLINE上でニュースを配信することができる。
『LINE アカウントメディア プラットフォーム』を発表
LINEは1日、同社が運営するアプリ「LINE」上で外部メディアが公式アカウントを利用してニュース記事を配信できる「LINE アカウントメディア プラットフォーム」を発表した。このプラットフォーラムを利用することで、メディア企業は「LINE NEWS」上で自社のニュースのみをまとめてユーザーに届けることができる。第一弾として、朝日新聞や時事通信、テレビ朝日、日刊スポーツなどの24メディアが提供を開始した。
出典 http://www.advertimes.com/
LINEが新たなサービスを発表した。そのジャンルは今競争の激しいニュースアプリである。日本では、スマートニュースにYahooニュース、グノシーの2つが筆頭であり、海外ではニュースアプリのみならずFacebookやアップル、TwitterらのSNSや大きなプラットフォームを持つ企業が次々と参入している。そういった意味でもかなり競争の激しいジャンルとなっている。
日本では最も強いプラットホームであるのはLINEだろう。メッセンジャーアプリという特性上、FacebookやTwitterよりも利用率が高く、非常に強豪であると言える。このサービスでは新聞社などのメディアがLINE上でニュースを送ることができるようになっている。
なぜプラットフォームはニュースに殺到するのか
なぜここまでに多くのプラットフォームを持つ世界的IT企業がニュースに参入するのだろうか。例えばアップルは今年、『TechCrunch』に『The Verge』、『Macworld』などのテック系のメディアから何人も人材を採用している。それは、アップルの展開するニュースアプリのためであろう。
ニュースアプリという特性上、基本的に毎日見るアプリである。現在、毎日見るようなアプリはSNSにメッセンジャーアプリ、それにユーザーによってはゲームアプリ、動画アプリくらいだろう。それ以外には毎日利用するようなことはない。多くのが使うアプリはだいたい8個にも満たないという。ダウンロードするも使わないアプリがほとんどになる。その点においてニュースアプリは利用者が毎日利用するとう点において優れたジャンルだと言えるだろう。
ニュースアプリは普及するのか
そもそもニュースアプリというものがどれだけ普及するかについては若干懐疑的な部分もある。今現在においてニュースなどはTwitterなどのSNSからリツイートやシェアという形で流れてくる。そのため、ニュースアプリがなければ困るというのはサラリーマンなどの層に留まるのではないだろうか。そう考えたとき、もしかするとニュースアプリは存在しなくてもいいのかもしれない。FacebookやTwitter、LINEなどのもともとアプリの利用者がいるようなプラットフォームには馴染むかもしれないが、ニュースアプリ単独の需要は意外に少ないかもしれない。
今後も1ユーザーが利用するアプリの数はおそらく変わらない。そういった意味でメディアもLINEなどのプラットフォームに吸収される可能性がある。LINEという非常に強いプラットフォームはどこまで拡大するのか。