起業するなら見ておくべきTEDトークおすすめ44選


起業をする際には、どういったビジネスを始めるのか、
どうやって組織を作っていくのか、業界のトレンドはどうなっているのかなど考えるべきことはたくさんあります。そこで今回は、たくさんのTEDトークの中から、起業を考えている人におすすめのTEDトークを紹介します。リーダー論から、組織づくり、マーケティング、最新のテクノロジーまで起業に役立つ新たな視点を提供してくれることでしょう。

TEDとは

TEDとは、Technology Entertainment Designの略称で、テクノロジー、エンターテイメント、デザインを中心に、その分野のエキスパートがプレゼンテーションを行うカンファレンスです。TEDは「Ideas Worth Spreading(拡散する価値のあるアイデア)」というコンセプトのもと、優秀なアイデアを世界中に広め、人々を啓蒙するために行われています。多くの講演がTED Talks(トーク)としてネット上で動画配信されており、2016年11月時点で2300本以上のTED動画が公開されています。

サイモン・シネック「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」

なぜ、Apple製品は人を魅了するのでしょうか。なぜ、キング牧師の演説に25万人もの聴衆が集まったのでしょうか。それはスティーブジョブズもキング牧師も人を動かす方法を実践していたからです。優れたリーダーというのは、What(何を)やHow(どうやって)ではなく、Why(なぜ)を伝えることで人を動かしているのです。

サイモン・シネック「なぜ優れたリーダーの元では安心を感じられるのか」

必ずしも上司が優れたリーダーとは限りません。リーダーシップとは地位ではなく選択です。優れたリーダーとは、他人のために率先してリスクを冒すという選択を取り、自分を犠牲にできる人です。その結果、部下を安心させ信頼を得ることができるのです。

シェリル・サンドバーグ「何故女性のリーダーは少ないのか」

Facebook COOのシェリル・サンドバーグが、経営層を目指す女性に向けて3つのメッセージを送ります。企業のトップ層の人材は男性が多く、女性はまだまだ少ないのが現状です。なぜ、世界中で女性のリーダーが少ないのか、女性のリーダーを増やすにはどういったことが重要なのかを語ります。

イタイ・タルガム 「偉大な指揮者に学ぶリーダーシップ」


オーケストラの指揮者というのは、言葉を交わすことなく楽団員を統制し、最高の演奏を提供しなければなりません。5人の有名な指揮者を例に、全ての起業家に通ずる優れたリーダーシップやマネジメントを説明します。

ビル・グロス「スタートアップが成功するのに最も大事なこと」

ビル・グロス氏は、12歳の時に初めて会社を立ち上げ、過去20年間で100以上の会社を起業し、くの成功と大きな失敗を経験しました。会社の成功や失敗に影響を及ぼすのは一体どんなことなのでしょうか。彼は数百の企業データを収集し、5つのファクターに分けて分析をしました。

アンジェラ・リー・ダックワース「成功のカギは、やり抜く力」

人生で成功するために必要なのは努力か?才能か?心理学者のアンジェラ・リー・ダックワース氏は、「どんな人が成功し それはなぜか? 」を知るために研究を行った結果、成功する人に共通するある要素を発見しました。それは、物事をやり抜く力、「grit(グリット)」でした。

リチャード・セント・ジョン「成功者だけが知る、8つの秘密」

起業で成功する人と成功しない人の違いは何でしょうか。リチャード氏は、成功する要因を知るために7年間かけてTEDの参加メンバー500人にインタビューを行いました。そこから導き出した成功の秘訣を3分間で話します。

リチャード・ブランソン「高度10000メートルの人生」

リチャード・ブランソンは、音楽事業から航空事業など多様な事業を行う売上高約2兆円のヴァージン・グループの創始者です。大富豪としての成功から幾度の失敗まで、自身の人生を振り返ります。

トム・ウージェック「塔を建て、チームを作る」

マシュマロチャレンジから得られたチーム作りに関する興味深い結果を紹介します。マシュマロチャレンジとは、スパゲッティの乾麺、テープと一つのマシュマロを使って一番高いタワーを建てた人を競うゲームです。どういった人たちが高いタワーを建てられたのでしょうか。実は、ビジネススクールの学生はゲーム成績が悪い一方で、幼稚園児はどの大人よりもゲーム成績が良かったのです。なぜ、結果を出すチームに必要なこととは何だったのでしょうか。

ダニエル・ピンク「やる気に関する驚きの科学」


ビジネスの世界で正しいと思われていることも科学的には正しくないということは往々にあります。実は従来の報酬システムでは、クリエイティブな仕事ほどその報酬の効果が薄まるという結果が出ています。従業員の高いパフォーマンスを引き出すためには、3つの要素を軸にした内的動機に基づいたアプローチが必要です。

アンソニー・ロビンズ「何が人を動かすのか」

人が行動する理由とは何でしょうか。コーチングを生業にしているアンソニー・ロビンズ氏は、感情こそが人の行動を作ると主張します。人は物事を諦めたり、行動を起こさない理由としてお金がない、時間がないといった物理的なリソース不足をあげがちです。しかし、人を動かすのはニーズ、信念、感情といった心理的なリソースなのです。

ジェイソン・フリード「なぜ職場で仕事ができないのか」

仕事に集中したい時、あなたはどこに行きたいですか?移動中の乗り物や誰もいない会議室やカフェだったりしませんか?職場で仕事に集中できないのは、M&M’s(エムアンドエムズ)が原因です。M&M’sとは、マネージャー(Managers)とミーティング(Meethings)です。起業家であるフリード氏は、このM&M’s問題を解決し、オフィスを生産的な環境に変えるための3つのアドバイスを提案します。

レジーナ・ハートリー「最高の人材の履歴書が必ずしも理想的でない理由」

求職者を採用する際に、完璧な履歴書を持つエリートと極めて困難な状況を乗り越えてきた「闘士」のどちらかを選びますか?企業の人事部長を務めるレジーナ・ハートリー氏は闘士を選ぶことをすすめます。それは、逆境に打ち勝った人間は厳しい仕事環境に耐え抜ける力を持っているからです。

リカルド・セムラー「(ほぼ)ルールなしで会社を経営する方法」

会社で決められているルールというのは本当に必要なのでしょうか。ブラジルの企業のCEOであるリカルド・セムラー氏は、社員がいつ出社するのか、どんな格好をするのか、会議への参加の仕方などルールで縛られている会社のやり方を改めることにしました。会社の様々な制度だけでなく、仕事や人生との向き合い方を見直すきっかけになるかもしれません。

バリー・シュワルツ「我々の仕事の考え方は間違っている」

仕事の満足をもたらすものは何でしょう? 現在の私たちの仕事の考え方は給料以外の形のない価値を無視しているとバリー・シュワルツ氏は言います。労働者を歯車の一部と考えるのは止める時です。

ケリー・マクゴニガル「ストレスと友達になる方法」

私たちは、ストレスは健康の敵だと教えられてきました。しかし、長年の研究によるとストレスによって死亡確率が上がったのはストレスが健康に悪いと信じていた人だけだったということがわかりました。つまり、ストレスは悪いことだと信じる考え方が健康を害していたのです。ストレスを肯定的に捉え、軽減するためのメッセージを語ります。資金繰りや経営の不安など何かと頭を悩ませることが多い起業家にとって役立つアドバイスになることでしょう。

ダン・コブリー「マーケティングについて物理が教えてくれたこと」

Googleでマーケティングを担当するダン・コブリーが、一見、関連性のなさそうなマーケティングと物理学がどのように関連しているのか紹介します。ニュートンの第一法則、ハイゼンベルグの不確定性原理など4つの物理学のテーマをマーケティングに結びつけて解説します。

ロリー・サザーランド「広告マンの人生の教訓」

広告の役割とは何でしょうか。広告マンであるロリー・サザーランドは、広告は消費者の製品に対する見方を変えることで製品の価値を高めることだと語ります。製品の実際の価値を改善するよりも、人間が知覚できる無形の価値を改善することで、より大きな満足を得られると主
張します。

セス・ゴーディン「スライスしたパン」

スライスしたパンというのは、1910年代に発明されてから15年の間、 誰も買わず、誰にも知られることはなかった完全なる失敗作でした。しかし、現在ではスライスしたパンが広まっているのは、発明から15年経ってからアイデアを広めることができたからでした。インターネットによって選択肢が溢れ、ごく普通の商品では見向きもされない現代において、アイデアを広める方法について解説します。

マルコム・グラッドウェル「パスタソースと幸せについて」

消費者にとって完璧な製品というのは一つにとどまりません。全ての消費者を満足させられる方法はないのです。このプレゼンテーションでは、ハワード・モスコウィツというパスタソースの改革をしたコンサルタントを例に、完璧な答えを求めてしまったマーケティングの落とし穴とその解決法を語ります。

エイミー・ロックウッド「コンゴでのコンドーム販売」


HIVはコンゴ共和国の深刻な問題です。支援団体がほぼ無料でコンドームを支給していますが、ほとんどの住民が使いません。消費者に寄り添ったマーケティングをしなければ、その商品を消費者に使ってもらうことはできないのです。

デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」

社会的なムーブメントを引き起こすために必要なことは何でしょうか。集団が変な踊りを始める映像を例に、社会運動がどういった過程で起こるのかを知ることができます。多くの人を巻き込むためには、リーダーだけでなく、それに追随するフォロワーが重要だと指摘します。バズや炎上、流行などにも通じる話です。

セス・ゴーディン「我々がリードする部族」

インターネットによって、大衆向けに画一的な広告を打つマスマーケティングの時代は終わりました。人と人が繋がるソーシャルメディア時代においては、部族(=人の集まり)はどこにでもできできるようになったとゴーディン氏は指摘します。そして、世の中を動かすためには、部族によるムーブメントをリードすることが必要だと言います。

ジョセフ・パインの「消費者の望むこと」

商品から得られる体験価値が重視される現代においては、まやかしではなく、リアルな本物の体験というのが求められています。消費者の「本物」を手に入れたいという欲求に答えるためには、本物を演出することが大事だと主張します。

シーナ・アイエンガー「選択をしやすくするには」

選択肢が多ければ多いほど、消費者はどれを購入したらいいのかわからなくなります。過剰な選択肢というのは選択することを放棄させてしまうのです。有名な社会心理学者であるアイエンガー氏が、サービス提供者が消費者に選んでもらうために考えるべき4つの視点を解説します。

ジョー・ゲビア「Airbnbの成功の裏にある信頼のためのデザイン」

空き部屋を貸したい人と部屋を借りたい人を繋げるサービス、Airbnb。Airbnbの共同創業者であるジョー・ゲビア氏が、どのようにサービス設計やユーザー体験をデザインしてきたのかを語ります。知らない人は危険であるというハードルをどうやって乗り越えたのか。それは人同士が信頼し合える仕組みを徹底的にデザインすることでした。

トラビス・カラニック: 車利用を劇的に効率化するUberのプラン

近年流行しているビジネスモデル「シェアリングエコノミー」の先駆けであるライドシェアサービスUber。Uberはボタン一つで車を呼べるという利便性を売りにしてサービスをスタートしました。その後、ほぼ同じ場所に向かう人がたくさんいることがわかり、相乗りサービスUberPOOLを始めたのです。CEOトラビス・カラニック氏のこのトークから、Uberがどのように始まって成長してきたのかを知ることができます。

ジョハナ・ブレクリー「ソーシャルメディアとジェンダーの終焉について」

ソーシャルメディア上では、性別、年齢、人種などをいくらでも変えられるので、本当の属性はわかりません。マスメディアの従来の統計手法では、ユーザーを正確に把握することはできないのです。マスメディアよりもソーシャルメディアが影響力を持ち、女性ユーザー数が男性ユーザー数を上回る中、今後のメディアの変化について解説します。

アンソニー・ゴールドブルーム「機械に奪われる仕事 ― そして残る仕事」

オックスフォード大学の研究によると、今ある仕事の2つに1つは機械によって自動化されるリスクが高いということがわかっています。すでに機械は、適切なデータが与えられれば、複雑なタスクであっても人間より優れた結果を出し始めています。しかし、機械は過去にデータがない物事を判断することはできません。ということは、経験がない状況においては、人間がやるべき仕事はまだまだ残されているのです。

ネーハ・ナルラ「貨幣の未来」

貨幣は新しい段階に到達しようとしています。ソフトウエアと通貨を融合させた仮想通貨によって、銀行や両替などを介さずにオンライン上で取引することが可能になります。自動車は発明された当初は変な目で見られていましたが、今では当時の移動手段だった馬に完全に取って代わっています。それと同様に、近い将来、仮想通貨が紙幣を代替し流通する世の中が当たり前になります。

マーガレット・グールド・スチュワート: あなたの(そして何十億人の)ための巨大なウェブデザインの方法

Facebookの「いいね」「シェア」ボタンは1日220億回、750万以上のウェブサイトで閲覧されています。Facebookのプロダクトデザインのディレクター、マーガレット・グールド・スチュワート氏が、大規模なデザインに取り組む際の3つの法則を解説します。

アヴィ・レイチェンタール「3Dプリンティングの未来は?」

今3Dプリンタを使えば、あらゆる素材を使ってあらゆる物を作ることができます。3Dシステムズ社CEOのアヴィ・レイチェンタール氏が3Dプリンティングの可能性を語ります。

マット・ミルズ 「画像認識技術を利用したAR(拡張現実)の世界」

マット・ミルズ氏らが開発した新しいAR(拡張現実)ツール「オーラズマ」のデモを行います。オーラズマは、スマートフォンを使って、新聞の写真から解説の音声や動画を再生させたりなど、従来取り込むことができなかった情報を現実の世界に溶け込ませることができるのです。ARで現実世界と仮想世界を連動させることで新たな価値が生まれます。

アンソニー・アタラ 「臓器を印刷する試み」

医療現場では臓器不足が深刻な問題になっています。外科医のアンソニー・アタラ氏は、
3Dプリンターで臓器を印刷する技術を使って、膀胱を再生させ患者に移植することに成功しました。この技術が本格化すれば再生医療分野が大きく進歩することでしょう。

ジェイン・マクゴニガル「ゲームで築くより良い世界」

ゲームをプレイすることで現実の問題を解決しようというゲームデザイナー、ジェイン・マクゴニガル氏のTEDトーク。ゲームが優れている理由を解説し、世界をよくするためにはゲーム時間を増やすことが必要だと主張します。彼女の目標は、現実において世界を救うことを、オンラインゲームの中で世界を救うのと同じくらい簡単にすることだといいます。

WIRED誌のクリス・アンダーソンがテクノロジーのロングテールについて語る

WIRED誌編集者のクリス・アンダーソン氏によると、重要なテクノロジーは4つの段階を経て成長すると指摘します。それは限界価格を下回る段階、マーケットシェアを獲得する段階、既存のテクノロジーに代替する段階、コモディティ化し無料になる段階の4段階です。

セバスチャン・スラン「Googleの自動運転車で目指していること」

アメリカの若者の主な死亡要因は交通事故だという。セバスチャン・スラン氏は、この交通事故を減らすために自動運転の開発を進めています。動画では、22万キロの距離をハンドルを握らなくても車が自動で走行するデモ映像を見ることができます。最適な動きを実現するプログラムが搭載された自動運転車であれば、交通事故を減らすだけでなく、人間を運転という労働から解放することができるのです。遠くない未来において日本でも自動運転が当たり前になることがこのTEDトークから見て取れます。

レイチェル・ボッツマン「新しい経済の通貨:信頼」

インターネットによって、車、家、日用品、スキルまであらゆるものが人々の間で共有されています。AirbnbやUberのように見知らぬ者同士がモノを共有するサービスでは、お互いが評価をしあう評価制度が導入されています。シェアリングエコノミーにおいては、貨幣ではなく、人との信頼関係が資本になるのです。

エリック・ガイラー「ワイヤレス電力のデモ」

エリック・ガイラー氏はケーブルを使わずにワイヤレスで電力を送ることでより便利な生活を実現しようとしています。この技術が実用化されれば、デレビ、携帯電話などあらゆる電化製品はコードを使わずに充電できるようになります。

オスカー・シュワルツ「コンピュータに詩は書けるか」

人工知能を搭載したソフトが囲碁のプロ棋士を破ったというニュースが流れてから久しいですが、アートの分野でも人工知能の活用は進んでいます。人工知能というのは、大量のデータをインプットすることが可能ですから、過去の詩を読み込ませて、文章を組み合わせることで新しい詩を生成することができます。しかし、たとえその詩が創造的な文章だとしても、人工知能が書いたと知れば、すんなりと受け入れるのではなく、人間は詩とは何なのか、創造的とは何なのかと自問するはずです。そして、人間とは何かを考えることが今後のテクノロジーとの付き合い方のヒントになるでしょう。

ドン・タプスコット「ブロックチェーンはいかにお金と経済を変えるか」

ブロックチェーンという言葉をご存知でしょうか。ビットコインに使われている技術だと思う人もいるかもしれませんが、それはブロックチェーン技術が使われているほんの一例にすぎません。
ブロックチェーンはあらゆる仕組みを大きく変える可能性を持った次のインターネットというべき技術です。
インターネットは富を生み出すと同時に、人々の間に格差を生み出しました。タプスコット氏はブロックチェーンがどうやってこの格差を解消し、世の中を変えるのかをわかりやすく説明してくれます。

イーロン・マスク「テスラモーターズ、SpaceX、ソーラーシティの夢」

起業家のイーロンマスクが、電気自動車、太陽光発電事業、再利用可能なロケットの開発について語ります。イーロンマスクといえば、1999年にオンライン決済サービスのPayPalを立ち上げ売却し、その後、電気自動車事業のテスラモーターズ、宇宙事業のスペースX、太陽光発電会社ソーラーシティを次々と作り上げた人物です。
彼はロケット技術を発展させることで宇宙に進出する文明になることを目標に掲げ、再利用できる低コストなロケットの開発を進めています。現在のスペースシャトルは1回の打ち上げに10億ドルもかかっており、コストの高さが宇宙進出への障壁になっているのです。宇宙へ行ける仕組みを作って人類を大規模に火星に送ることを実現しようとしています。

ラリー・ペイジ「グーグルが向かう未来」

Googleの創業者ラリーペイジが、今後のGoogleの取り組みについて語るインタビュー。
語られたトピックは人工知能、プライバシーとセキュリティの問題、自動運転などホットな話題ばかりです。最後に、インタビュアーに「何があなたを成功させたと思いますか?」という質問を聞かれ、ペイジ氏は未来を予測することが大事だと答えています。
「消える会社が共通して犯している間違いは、多くの場合、未来を見通していなかったということに尽きます。ですから、私はその点に集中して未来はどういうものになるか、どうやって私達はそれを創造できるか、そして自分の会社をどうその未来に集中させられるか、未来の創造を促進できるかを考えます。」

アンドレアス・ ラプトポウラス「道路がないなら 無人飛行体がある」

世界中で約10億人が年中通して使用できる道路がない地域に住んでいます。彼らは、必要な時に生活に必要な食品や薬を手にすることができません。ところが、空を自由に飛行できるドローンであれば、この問題を解決することができます。ドローンは、2kgの荷物をわずか2セントというコストで10km運ぶことができるのです。食料、薬、生活必需品などを必要としている人に簡単に届けられるドローンは物流のあり方を大きく変えることでしょう。

TEDから得られる教訓

TEDトークというのは、各分野のエキスパートが数多くの経験と深い知識から抽出した物事の本質や教訓をたった数分で知ることができます。では、こういった物事の本質を知ることはどういう風に役立つのでしょうか。
何かで成功を収めるためには、正しい方法で正しい量の努力をすることが必要です。もちろん、起業というのは必ずしも正しい答えがある訳ではありません。しかし、物事には必ず原理原則や本質というものが存在します。物事の本質を知ることで失敗する確率を著しく下げることができます。結果を出している起業家というのは、物事の本質を掴んだ上で未来を予測して誰よりも先回りして行動しているのです。