ホリエモンが教える、ほぼ0円で起業して確実に稼ぐ方法


いい大学、いい企業に行けば一生安泰。
グローバル化、IT化が急速に進む現代においては、かつて、安定していたレールはなくなってしまった。とはいえ、起業して失敗するリスクを考えると実際に行動に移すのはハードルが高い。では、なるべくお金をかけないでリスクを極力取らずに起業するにはどうしたらいいのでしょうか?

起業は難しいことはではない

起業というと、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏やソフトバンクの孫正義氏のように、ものすごく優秀な人間が壮大な理想を成し遂げるために行うものというイメージが強いのではないでしょうか。しかし、実際には社長といっても、数万人の社員を抱える一部上場会社の社長から1人で経営している方まで様々なタイプがいます。起業家全員が壮大なビジョンを掲げて働いているわけではなく、「起業というのは~するべきだ」と一概に言えるわけではありません。起業というのはあくまで新しく事業を起こすことです。

総務省の平成24年度の就業構造基本調査によれば、15歳以上の就業者数は6400万人、自営業主および会社などの役員の数を合わせると513万人ということでした。つまり、働いている人のうち12人〜13人に1人は起業家ということです。このデータを見ても、起業というのが「強烈な野心を持っているスーパーマンにしかできない珍しいこと」いうわけではないということがわかると思います。

重要なのは利益を出すこと

では、いざ”起業しよう”とはいってもどんなことを考えなければいけないのでしょうか。飲食店を例に考えてみましょう。まず、飲食店を開業するには、物件を借りるための賃貸料、改装費用、設備費などにかかる開業資金が必要です。さらに、従業員を雇う人件費や材料の仕入れ費用も必要です。その他にも、飲食メニューはどうするのか、どうやってお客さんを集めるのか、従業員の教育をどうするのか、考えれなければいけないことはたくさんあります。

では、企業を経営する上で重要なことはどんなことでしょうか。それは利益を出すことです。なぜなら、お金がなければ事業を行うことはできないからです。たとえ、良質な食材を仕入れて、腕の立つ料理人を揃えて、素晴らしい料理をふるまったとしても、利益を出さなければお店を存続させることはできません。サービスを提供するために様々なコストがかかっているわけですから、コストを上回る利益を出せなければそれは失敗なわけです。赤字が続いたら、従業員を雇うことはおろか、素晴らしいお店であっても畳まなければなりません。

確実に上手くいく商売の条件

では、リスクを抑えて安定して利益を生み出すにはどうしたらいいのでしょうか。
ライブドア元社長の堀江貴文氏は、自身のブログで確実に上手くいく商売の条件として次の4つを上げています。

  • 利益率の高い商売
  • 在庫を持たない商売(あるいは少ない)
  • 定期的に一定額の収入が入ってくる商売
  • 資本ゼロあるいは小資本で始められる商売

これらの条件に当てはまるビジネスをやれば、赤字になるリスクを極力抑えることができます。

利益率の高い商売

利益率が高い商売とは、売上に占める利益の割合が大きい、言い換えると売上に占めるコストの割合が小さい商売ということです。資金があって物量戦で勝負できる大企業であれば別ですが、1つ1つの商品の利益が小さい薄利多売の商売を行う場合、十分な利益を上げることは難しいです。例えば、家電量販店の利益率は平均で3%程度と低めです。仮に100万の売上があったとしても、利益は3万円です。利益率が30%のビジネスをやれば、30万円という10倍の利益を得ることができます。このように、利益率が変われば得られる利益も大幅に変わってきます。

例えば、検索エンジンやネットオークション等のサービスを提供しているヤフージャパンは2014年度には売上高4287億円、利益率46.0%と非常に高い利益率を叩き出しています。売上のうち、約半分が利益なのです。ヤフーはサービスを作って人を集めて、広告の掲載枠を売ることで収益を得ています。主なコストはサービスを運営するための人件費ぐらいですから原価を抑えて経営することができます。

在庫を持たない商売

もし、過剰に生産したり、仕入れてしまった商品は、過剰な在庫として保存する必要があります。その場合、商品を値下げして売り出すか、売れなければ廃棄しなければなりません。その結果、当初見込んだ利益を得るどころか、損失が発生してしまいます。どれくらいの数の商品が欲しがられているのかという消費者の需要を完全に把握することはできないので、在庫を抱えるビジネスであれば過剰生産や品切れといった事態は起こりうる問題です。

在庫を持たないビジネスであれば、あらかじめこういったリスクを避けることができます。物を売るビジネスではなく、形のないサービスを提供するビジネスであれば、在庫を抱える必要はありません。例えば、クライアントの課題を解決する経営コンサルタントは、身一つあれば始められるビジネスです。このように、人に何かを教えるというビジネスは、いわば情報を販売しているわけですから、もちろん在庫を持つ必要はありません。

定期的に一定額の収入が入ってくる商売

一定数の会員や契約を獲得すれば、継続的に安定した利益を上げることができます。例えば、携帯電話の基本料金、電気やガスの月額料金、賃貸マンションの家賃、ジムやクラブなどの会費制ビジネスなどがこれに当てはまります。

事業を始めてから収益が安定するほどの会員と契約数を獲得するまでが大変ですが、それさえ乗り越えれば、毎月の収入が予測できるので、安定して利益を上げることができます。堀江氏が発行している月額課金制のメールマガジンは、1万数千人の抱えており、毎月安定した収入を得ています。

資本ゼロあるいは小資本で始められる商売

少ない資本でビジネスを始めることができれば、金銭的なリスクを抑えることができます。起業したいと思っている人の一番の悩みは失敗した際に抱えなければならない大きな負債でしょう。初期投資を小さくできれば、それだけ失敗のリスクが小さくできます。まずは、初期投資がかからないビジネスで小さく始めようということです。

事実、多くの起業家の直面する課題が資本をいかにして集めるかという点です。利益の出るビジネスだったとしても、お金が足りなければ話になりません。お金というのは有限ですから、その上で元手が少なくて済むに越したことはありません。

条件に当てはまるのはインターネットを使ったビジネス

こうした4つの条件に当てはまりやすいのがインターネットを使ったビジネスです。IT企業は、在庫も大きい工場も必要ありませんし、製造業のように大量の社員を抱える必要もないので小さいオフィスと少ない社員数と安いコストで済みます。例えば、スマホゲーム「パズル&ドラゴンズ」などのヒット作を出しているガンホーは利益率が30%を超えています。

例えば、雑貨屋さんをやりたいと思ったとしましょう。その場所を確保するために初期費用で150万円ほど(内装費をかければこれが300万円くらいに)、毎月20万円が少なくともかかります。これがインターネット上のECサイトであれば1万円もかからずにできます。これがインターネットの優れている点です。

アフィリエイトのビジネスモデルとは

参入障壁が低いインターネットを使ったビジネスとして、アフィリエイトが挙げれらます。アフィリエイトとは、ブログやサイトで商品を紹介して、ユーザーがその商品が購入すると広告主の企業から報酬がもらえる仕組みを指します。例えば、ある企業が販売しているAという商品があるとします。企業はAを販売してくれた報酬として1000円を支払う契約をします。ブログでAについて紹介し、読者がブログ経由で購入してくれれば報酬を得られるというわけです。簡単にいうと、商品の代理販売業です。企業にとっては自社の商品を紹介して売ってもらえるというメリットがあり、サイト運営者には収入を得られるというメリットがあります。

わかりやすい例として、サービスや商品の比較サイトのビジネスモデルというのはアフィリエイトと原理は同じです。例えば、有名な比較サイトとして「価格.com」があります。パソコン、ファッション、食品などあらゆる製品・サービスを、価格や口コミ情報などの情報から比較・検討できるサイトです。価格.comは、掲載ショップからクリック数や販売実績の応じて手数料をもらっています。ある商品を買う際に、販売価格や口コミを考慮して、どのお店で買うかを決めてクリックしてお店のページに移動すると、そのお店から価格.comに手数料が支払われます。つまり、アフィリエイトと同様、商品販売の手伝いをしているわけです。

アフィリエイトは4つの条件を満たす

一般的にアフィリエイトというのは一般的なイメージでなんとなく怪しいビジネスだとされています。それは、企業からの報酬目当てでたいして良くない商品を誇張して紹介しているサイトが多いからでしょう。

さらに、アフィリエイトで稼きたい人向けに、”1クリックで稼げる”のような文言で売られている詐欺商材が出回っているのも要因でしょう。人のお金を稼ぎたいという欲求は強いので、ほとんどの人が騙されなくても、ある一定数の人が購入してくれれば、十分な収益を得られるのです。19世紀半ば、アメリカで起こったゴールドラッシュの時に、一番儲かったのは金を掘り当てたい人向けにつるはしやシャベルなどを売った人だったというのは有名な話ですが、こういったビジネスはどの時代においても需要があるのです。使えない情報商材を売り込む与沢翼氏のような詐欺師(まがい)が増えてしまったがために、アフィリエイト=怪しいというイメージがついてしまったのでしょう。あくまでアフィリエイトというのはただの仕組みにすぎませんが、その言葉を使ったのがそういった人々でそのイメージは強く残るためにアフィリエイトという仕組みのイメージが悪くなっています。

このアフィリエイトというビジネスモデルは、堀江氏が提唱した4つの条件を満たしています。まず、在庫を抱えることなく、ネットショップのように商品を売ることができます。かかるコストは、サイトを作るためにドメインやサーバー代くらいですから、初期投資がかかりませんし、利益率が高いです。さらに、一定のアクセスがあるサイトを構築できれば、毎月安定した収入を得ることができます。そういった意味で非常に優れているビジネスであることは間違いありません。ただ、楽に稼げるビジネスでもありません。

拡大するアフィリエイト市場

近年、アフィリエイトの市場規模は伸びています。矢野経済研究所が行なった「アフィリエイト市場に関する調査結果2012」によると、アフィリエイト業界の市場規模は2012年度時点で約1276億円程度で、その後毎年で約10%の成長率で拡大し、2015年時点で1600億円程度に拡大すると予測していました。このように市場が拡大しているのは、ECサイトで商品を購入する人が増えているという背景があります。Amazonが注文から1時間で配達するサービスを提供していることからわかるように、ECサイトはどんどん便利になっており、これからもネット上で商品を購入する人は増えつづけます。そして、今後もEC市場に牽引され、アフィリエイト市場も拡大していくことでしょう。

このように、アフィリエイト業界は市場が拡大傾向にあり、さらに金銭的リスクもありませんから、収入を得るハードルは低いといえるでしょう。多くの人が起業する際に懸念することはリスクです。リスクとは成功できるかわからないという不確実性です。考えるべきことは、具体的にリスクは何なのかということです。何となくよくわからないから、リスクだというのは見当違いです。よくよく調べてみると、10だったリスクが1しかなかったということもあります。アフィリエイトで言えば、仮に失敗したとしても、かかるコストはサーバ代ぐらいですから、月に数千円ぐらいしか失いません。

「ORIGINALS 誰もが『人と違うこと』ができる時代」という本では、会社を辞めて退路を断った上で起業するよりも、副業としてビジネスを始めた場合の方が失敗する確率が33%低いという研究結果が書かれています。例えば、Google創業者のラリーペイジは、検索エンジンを開発を進めていましたが、博士課程をやめることを不安視し、スタンフォード大学大学院での学業を継続していました。マイクロソフトを創業したビルゲイツも、大学2年次に事業を開始した後も学業を続けていました。このように、人間というのは、ある領域での安全を担保することによって他領域で思い切ることができるのです。

つまり、すべての起業家が起業という世界に向こう見ずに飛び込んでいるわけではないのです。成功している人とそうではない人の違いは、最初は不安や恐怖を感じながらも行動を起こしたということです。現状、起業に踏み出せない人もリスクを取れない自分に引け目を感じる必要はありません。多大なリスクを背負う必要はありません。重要なのは行動することです。最初の一歩を踏み出せるかどうかです。

小さいことから回していく

とはいっても、小さなビジネスをやっても大きなビジネスに活かせないと思う人もいるかもしれませんが、根本的に大事なことはそこまで変わりません。もちろん、ビジネスが大きくなるほど考えなければならないことは増えます。しかし、小さなビジネスでもお客さんをどうやって集客するのか、お客さんにどうやって商品を販売するのか、という視点を養うことができます。ビジネスを究極的に言えば、商品を作って、人を集めて、販売することですから、アフィリエイトで言えば集客と販売を学ぶことができます。

何事にも当てはまることですが、まずは小さなことから始めて、徐々に成功体験を積み重ねていくことが王道です。人間は知らない物事を0か100かで判断しがちですが、調べてみると0から100までには段階があることがわかります。一歩ずつ階段を登っていくことが近道です。