ブランド力とは現代において重要な要素ですが、どこの企業が最もブランド力があるのか、
フォーブス社がこれを測定しています。
企業のブランド価値を測定
フォーブスでは、200を超えるグローバルブランドの中から「世界で最も高価値なブランド」を選び出した。
米国での存在感や認知度も重視した結果、中国のインターネット大手のTencentや、多国籍携帯電話事業会社のVodafoneは選考から漏れた。上位100社の中には男性用カミソリで知られるジレット社や、IBMのような企業も含まれている。
フォーブスでは、これらのブランドの過去3年間の収益額を調べ、業種ごとに異なるブランド貢献度を当てはめ、ブランド力によってもたらされた収益額を推計した。例えばラグジュアリー商品や飲料はブランドの貢献度が高く、航空会社や石油会社ではブランドの貢献度は低い。そして、この金額に過去3年間の株価収益率を当てはめ、最終的なブランド価値を算出した。
上位100ブランドの国籍は15ヶ国、業種は20業種に渡る。国籍ではアメリカ企業が半分強を占め、ドイツ(9ブランド)、日本(7ブランド)、フランス(7ブランド)が続いている。業種ではテック系が15ブランドと最も多く、トップ20の半分を占める。また、自動車と消費財がそれぞれ13ブランド入っている。自動車ブランドの最上位は8位のトヨタで、ブランド価値は378億ドルとなっている。
出典 http://forbesjapan.com/
フォーブス社が業種ごとに売り上げにどれだけブランドが貢献するかを考慮に入れた上で、
それぞれの企業に対してどれだけブランド力がもたらした収益額が存在するかを測定した。
世界ブランド力ランキングトップ10
当のランキングの10位までを紹介する。
第10位 Facebook
第9位 General Electric
第8位 Toyota
ブランド価値:378億ドル
前年比:+21%
第7位 Samsung
第6位 MacDonald’s
第5位 IBM
第4位 Coca-cola
ブランド価値:560億ドル
前年比:±0%
第3位 Google
ブランド価値:656億ドル
前年比:+16%
第2位 Microsoft
ブランド価値:693億ドル
前年比:+10%
第1位 Apple
1位はApple、日本ではトヨタが8位にランクイン
名だたる企業がランクインする中、
1位を獲得したのはAppleであった。熱狂的なファンもいるApple製品は非常に高いブランド価値によって収益を増大させている。ブランド価値は2位のMicrosoftに2倍以上の差をつけている。また、企業としての時価総額も1位である。
アジアではサムスンが7位に、トヨタが8位にランクインした。トヨタは世界で最もブランド力のある自動車メーカーである。国内ではずば抜けた1位と言っていいだろう。