起業で得られるお金はまさに桁が違うことを実感した


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セールスで築いた人脈からHP制作の仕事を受け、
小さなITの仕事を始めた私は起業というもののあまりの規模の大きさに驚くこととなります。

セールスを学んだ18歳に舞い込んだチャンス

HP制作をやった理由はお金がよかったから

実はHP制作の仕事をやったのにはシンプルな理由がありました。それは、報酬がけっこういいというもの。とりあえずお金を基準にしてこの分野に進むことを決めました。もちろん、ITという分野は非常に可能性を感じるからという考えがあったのも事実です。

ただ、基本的にはどんなジャンルの事業をやるにもお金はどれだけあっても足りませんから、とりあえずお金を稼ぐしかないのは事実だろうと感じていました。それにどんな事業が将来性あるかなんてたかが18歳の自分が考えても分からないことだろうとそう思っていました。
それでもHP制作というのは作れる人間からしたら簡単でおおよそ5日間もあれば完成させてしまいます。それで20万円ほどもらっていたわけですからおいしい仕事と言えるかもしれません。作ってくれるエンジニアには15万円を渡し、自分は差額の5万円をもらうということをしていました。

とりあえずお金を稼ぐのが近道だということはこの記事でもけっこう喋りましたが、その通りで、1番仕事として正確な指標がお金ということです。仕事の値段が高ければ評価されているし、低ければ評価されていないということです。

優秀な起業家になるならひとまずお金を稼ぐしかないわけ

事業とはシステム化できるものだ

それまでセールスをやっていましたから、そこで月に100万円まではいかないくらい稼いでいました。それに比べると上記のHP制作で得られる5万円というのは少ない額です。それでもHP制作というジャンルに可能性を感じたのはシステム化ができるということでした。HP制作ですが、作るのは自分ではありませんから自分自身がする作業はエンジニアほど多くありません。100人のエンジニアに1つずつHPを作ってもらえば理論上は500万円を稼げるということです。

『事業とはこうやって勝手に回るようにすればいいのか!』
そう気付いたのがこのときでした。その勝手に回るというのは実は思っているよりも難しいのですが、実際六本木ヒルズに入った時はそれに似た状況になっていましたからそこまで的外れな考えではなかったということでしょう。

自分がずっと頑張らなければ稼げないセールスに対して、ある程度の仕組みで継続収入にできるHP制作は非常に効率のいいものがありました。
とはいえ、最初から楽をするのはよくはないとは思います。

世の中に流れるお金は桁が違う

そんな形でやっていたHP制作の仕事ですが、衝撃の事実を知ることになります。
我々はそう簡単に契約をとることはできませんから、下請けとして仕事を頂いていました。つまりは、どこかが仕事を受けた仕事を我々が仕事として頂いてこなしていたわけです。
つまり、20万円でやっていた仕事は実はもっと高い額でクライアントが発注しているということです。その頃には我々の頂く価格も30万円くらいにはなっていましたが、世の中に流れているお金は桁が違います。

実は、我々が30万円でしていた仕事にクライアントは70万円を払っていたのです。
このことを知った時に驚きもありましたが、なぜか嬉しくてたまりませんでした。実は70万円の価値のある仕事なのだと。つまりは直接契約をとれば70万円を手にできる可能性があるのがこの仕事なのだと。
今まで15万円やそのときは20数万でこなしてくれていたエンジニアに40万円を払った上で自分に30万円が残るじゃないかと。これを月に3本やるだけで自分自身はエンジニアでもないのにHP制作で90万円を稼げます。必死に毎日動き回って稼ぐセールスの月収と同じレベルになるのです。さらには300万円稼げる可能性もあると。

ただ、世の中そこまで簡単ではなく70万円で仕事を頂くことは六本木ヒルズに入ってからも叶いませんでした。当然企業としての長年の信頼や人脈等もあるのでかなり難しいことであるのは事実でしょう。

起業すれば桁の違う仕事ができる

そこで我々が学んだことは、会社員として働いていると想像もつかないお金が起業によって手に入るということでした。ここまで世の中には大金が流れているのかと驚いたことは忘れません。
もちろんお金が全てではありませんし、それを目的に働いていない方もいます。ただ1つの目標としてお金があれば好きな事業をお金をかけてできますからお金というものは大事なものでした。

自分のした仕事にここまで払っていただけるのかと非常に評価されている気分にもなりました。
世の中の起業家の多くはお金が欲しいというよりもお金を稼ぐことが楽しくて仕方ないんじゃないかと思います。

さて、次は起業してメンバーを集めて我々が企業となっていく姿です。
ぜひ楽しみにしててください。