米ワッツアップユーザー9億人突破、その可能性とは


主に英語圏を対象としたメッセンジャーアプリワッツアップ。
そのサービスはついにユーザー数9億人を突破した。今後も予想される成長とその可能性は。

米ワッツアップがユーザー数9億人突破

米フェイスブック傘下で対話アプリ最大手のワッツアップは3日、月間利用者数が世界で9億人に達したと発表した。ワッツアップの利用者数は今年1月に7億人、4月に8億人と急成長を続けており、年内に10億人の大台に乗せる可能性が高まってきた。

出典 http://www.nikkei.com/

アメリカに拠点を置き、Facebook社の傘下であるワッツアップがユーザーの9億人突破を発表した。LINEのユーザー数が2億人ほどであることを考えると驚異的な数字であることが分かる。
9億人とは日本、アメリカ、EUの総人口をそれぞれ足したものに匹敵するだけの規模となる。ワッツアップが英語圏内をターゲットにしていることからしてもこのイメージは近似している。はたしてこの数字がもたらす可能性とは。

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出典 http://whatsapp-plus.uptodown.com/

ワッツアップの画面。基本的にはLINEなどと変わらない。

LINEのビジネスモデル

ワッツアップの可能性を考察する前に日本でのワッツアップにあたるLINEのビジネスモデルについて考えてみる。依然としてユーザー数が伸び続けるワッツアップに対してユーザーの伸びが止まっているLINEはすでにビジネスモデルとしての展開がすでにされている。

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本誌の記事になるが上記記事の通り、LINEは様々なサービスを展開している。決済、デリバリー、タクシー、メールマガジン、ニュース、ニュースマガジン、音楽などLINEの提供するサービスは非常に多い。
それぞれに共通することはLINEが常に毎日開くようなアプリであるという特性に起因している。それぞれのサービスを全て別の事業者が運営しておりわざわざ毎回ダウンロードして使い方まで覚えなくてはいけないとなると非常に敷居が重いが、LINE内で全てが完成するとなると非常に物事がスム-ズに働く。
LINE内で支払いが完結し、デリバリーやタクシーなどすぐに来てほしいものが一瞬で依頼でき、店舗の情報やニュースに雑誌の内容まで見ることができる。さらには音楽まで聴ける。毎日開くアプリでできることというのが非常に大きいことが分かるだろう。

実は今LINEの収益源となっているのはスタンプやゲームの課金である。しかしながらこれからはそうしたサービスでの収益が非常に重みを帯びてくるだろう。
このようにメッセンジャーアプリが持つ可能性というのはこれほどに存在する。メールアプリを開かない人はいないように利用しているメッセンジャーアプリを開かない人もいないだろう。その中でサービスを展開することは非常に容易である。

Facebookとのシナジー

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800億円で買収されたInstagramが今注目されています。 SNSと言えば現在は世界的に、 Facebook、Twitter、Instagram、そして各国の ... 続きを読む
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これはInstagramについての記事であるが、Instagramもワッツアップと同様にFacebook社が買収をしている。なんとその評価額は2兆6000億円である。この数字はおおよそ野村不動産、野村証券などを抱える野村ホールディングスと同じくらいになる。楽天、リクルートなどの名だたる企業を上回る評価額となる。

そのワッツアップはFacebookの持つアドネットワークを利用することが可能だ。Facebook社はFacebookによる顧客データを保持し、さらにワッツアップで毎日情報を提供することが可能となる。今後の連携は非常に注目されることであろう。