マックスむらい氏のAppBankが上場初日から大暴れ


YouTuberのマックスむらい氏をご存知だろうか。
そんな彼の持つ側面はタレント業に留まらず起業家としてある。彼のビジネスマンとしての半生を紹介しよう。

マックスむらいとは

maxmurai
出典 http://natalie.mu/

今回のAppBankの上場について触れる前にマックスむらい氏の紹介をしておこう。本名は村井智建(むらいともたけ)であり、日本を代表するYouTuberである。YouTuberであるマックスむらい氏についてはパズドラをプレイしている彼の実況動画でお馴染みのためご存知の方も多いだろうが、村井智建氏の側面をあまり知る人はいないだろう。

村井氏は現在33歳であり、石川県出身である。経歴は石川県七尾高等学校を卒業し、防衛大学校に入学するも3ヶ月で退学しソーシャルメディアの運用代行などの事業で知られるインターネット企業ガイアックスへと入社した。その後、執行役員まで上り詰めている。実はこの経歴はほとんど知られることはなくビジネスマンとしても村井氏の能力は高いことが分かる。高卒にして上場企業であるガイアックスの執行役員に上り詰める彼のビジネスに対する能力が非常に高いことを物語っている。

ここから村井氏は占いコンテンツの企業の経営を経てAppBankの参画に関わるのだが、それがYouTuberとしてのマックスむらいの誕生に関わっている。
また、YouTuberに関する記事については以下を参照にして頂きたい。

http://kigyo-ka.com/00261/

マックスむらいの誕生はAppBankがきっかけ

その後村井氏は中学校からの同級生である宮下泰明氏の運営するwebサイトAppBank.netの運営に加わる。webサイトの事業化を務めた他、同サイトの運営企業であるAppBank株式会社の代表取締役CEOを2015年3月27日まで担った。
また、AppBank.netはiPhoneアプリに関する情報サイトであるのだが、そこで村井氏はライターも務めた。

エースライターと呼ばれた彼はたびたびAppBank内で露出をしていた。その結果として生まれたのが『マックスむらい』というペンネームである。パズル&ドラゴンやモンスターストライクの攻略に関するコンテンツでマックスむらいが登場することになる。その結果として生まれたのがYouTuberとしてのマックスむらい氏である。
もともと、彼自身は起業家、実業家でありそのコンテンツの中で1人のライターとして生まれたのがマックスむらいというパーソナリティなのである。元来、タレントなどではなくビジネスマンである。

http://www.appbank.net/

そしてAppBank上場

そして、現在は村井氏が取締役であるAppBankが本日2015年10月15日東証マザーズでの上場を果たした。
1200円という公募価格から計算した時価総額は77.5億円となり、21.54%の株式を保有する村井氏は16億円ほどの資産を手にすることになる。2015年通期の予測営業利益は7.2億円となっており近年の上場の中では決算上の数字を挙げれば非常に優れたものとなっている。

そんなAppBankは非常に好調であった。初値は公募の価格を大きく上回る46%増の1750円を記録した。その後も上がり続け、2150円のストップ高となるなどIPOの中でもまれに見る優良株となった。

業務関連データの流出を発表するなど懸念される点は多いものの、ここまでの高水準をつけたAppBank。市場自体の需要は伸びそうな予感を感じさせるため、今後も期待ができそうだ。