Pokemon Goがリリース後1週間のダウンロード記録樹立


Pokemon Goがたった1週間で記録を成し遂げた。
リリース後1週間のダウンロード数は歴代最高の1000万ダウンロードである。

Pokemon Go驚異のスピード

Pokemon Goは今までにないレベルの成功を収めている。Apple Storeではこれまでここまでのスピードでダウンロードされたアプリは存在しない。Pokemon Goのリリースから1週間でのダウンロード数は歴代最高である。過去の1位Clash Royaleの数字を大きく上回る1000万という数字を成し遂げた。

さらに、今では7月6日のリリースから2週間と少しで3000万ダウンロードを記録している。収益も十分で、すでにPokemon Goの売り上げは3500万ドルを超える。ARPU(1人あたりの収益額)は1ヶ月も経っていない段階で100円以上であるということが言えるだろう。これは、モバイルゲーム全体の市場規模が369億ドルであることを考えると、その0.1%に2週間で達しており、異常な数字だ。

3ヶ国のみで記録を打ち立てたPokemon Go

そして、さらなるPokemon Goの力を裏付けるデータは、Pokemon Goは最初の1週間、アメリカにニュージーランドとオーストラリアでしかリリースしていない。つまり、その3か国のみで記録を打ち立てている。もちろん、日本でのリリースも含まれてはいない。

アメリカ、そしてニュージランド、オーストラリアの市場規模は世界全体の40%に満たないものだ。モバイルゲームの市場において言えば日本などモバイルゲームの定着している国に比べるとより少ない。つまり、今の2倍以上の市場をPokemon Goは残している。今後さらに伸びていくことは間違いないだろう。

ガチャなしで課金をもたらした意味とは

Pokemon Goがもう一つ注目に値するのは、日本でお馴染みのソーシャルゲームが持つ機能『ガチャ』を用いていない点にある。今まで、多くのゲームがガチャを回させることで射幸心を煽り、ユーザーの課金を引き出してきていた。その結果として廃課金とも呼ばれる月に100万円以上などというレベルの課金者が収益を支えている。それに対して、Pokemon Goはそういった機能を擁していない。つまり、日本特有の形式ではなくてアメリカをはじめとしたガチャの存在しない国でもセールスを記録しているということである。

これを機に、ゲームのイメージは変わるし、ソシャゲメーカーも今まで通りのやり方ではなく、Pokemon Goの示したようなやり方が存在することを目の当たりにしたのではないだろうか。日本のソシャゲメーカーは海外展開に苦労しているが、世界全体で愛されるコンテンツのヒントがPokemon Goにある。