あなたが欲しいのは肩書き?それとも…


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『本当にやりたいこと、本当の目標が見えた時、あなたの人生はもう充実している。』
ある偉人の言葉です。

将来は『~になりたい』の罠

『僕は将来~になりたいんです!』みたいな目標をよく聞きます。
起業家になりたい、どこどこに就職したい、弁護士になりたいなどなど。
それ自体はほほえましいことで、素晴らしい向上心だと思います。否定するつもりはありません。むしろそういった目標を持ち続けて欲しいです。
ただ、それって本当ですか?

例えば、起業家になりたいとしましょう。ほんとにそれってあなたの目標ですか?
じゃあ、『借金を銀行から300万したはいいけど資金が底をつき、毎日食パンを食べる起業家』になりたいですか?
そこまでひどくなくとも、『株式はどこかの大企業が全て持ち、逆らったとたんにすぐクビにされる起業家』になりたいですか?(ちなみにこのような起業家はわりといます。出資してもらうって実はリスクもあるのです。)
イエスの人はいないでしょう。起業するなら今すぐにできるわけです。失敗する可能性は高いけど。でも、あなたは今すぐ起業しないですよね?
つまり、『そこそこうまくいってる起業家』になりたいわけです。

そこにちょっとした言葉のあやが隠されているのは事実です。
じゃあ、『そこそこうまくいってる起業家』ってなんですか?どんな生活をしているんですか?毎日どんな仕事をしているんですか?
おそらく『起業家』になりたい人の多くはそれを全く分かっていません。分かっていないのはいいんです、これから知ればいいから。
でも、一つ言えるのは、あんまりわかっていないのに『~になりたい』と言うのはただ肩書きに憧れているだけに過ぎないということ。
表面上の小さな一部しか知らない。

肩書きじゃ何も分からない。

起業家に、弁護士に、一流企業の従業員、そしてモデルや芸能人。
どれも輝かしいですよね。素晴らしいです。
でも本当にこのような人たちになりたいか、あなたが目指すものはそれかは分からない
あなたの目指すものはただのちっぽけな肩書きじゃないでしょう。

肩書きよりもずっと深い現実が世の中には存在します。
自分自身も起業家になって知ったことはたくさんあります。その中でいくつか自分の夢は変更されました。
http://kigyo-ka.com/00112/
上記の記事でも述べたように自分の根本的な目標や人生で成し遂げると決意したことは変わっておりません。ただ、細かい部分では何度も何度も取捨選択をし続けています。

あなたの本当にしたいことは肩書きを手に入れることですか?

肩書きを全て取っ払ってやりたいことをしよう

一度自分の中にある肩書きを全て取っ払いましょう。今の自分の肩書きも、将来の肩書きもです。
やりたいことはなんでしょうか?
『経営者として世の中をよくしたい』ならば肩書きを外すと、『世の中をよくしたい』です。
その『世の中をよくしたい』とは具体的にはどういうことでしょうか?どうよくしたいんでしょうか?
もしも、『世界中の貧困をなくし、教育と医療を充足させる』ならば、それを達成させるために本当に必要なことはなんでしょうか?

もしかしたら、経営者である必要はないかもしれません。国連とかに就職したらできるかもしれません。政治家として活動したらできるかもしれません。経営者としてビジネスの仕組みを作ればできるかもしれません。
では、あなたがそんな夢を持っているのなら、やりたいことを持っているのなら、今やりたいこと・やるべきことはなんでしょうか。ひたすらお金を稼ぐことかもしれません。政治家の事務所となって権力を得ることかもしれません。国連に就職するために英語を勉強することかもしれません。

『経営者』という肩書きのみを目指すよりもずっと楽しいし、やる気が出ると思いませんか?
しっかりと現実的に夢に向き合ったら人は努力できます。あいまいな肩書きや憧れしか見ないから人は怠けるのです。

肩書きを取っ払うと夢はすぐそこに来る

以上のように、肩書きというものを捨ててみると、今までよりもずっと自分の事が明確になります。
多くの人は自分が分かっていません。自分のやりたいことがなんとなくあったとしてもそれを明確にできないのです。ぼんやりとだけ見えている状態です。

ところが、肩書きやイメージを捨てると夢が徐々に見えてきます。
夢というのはその形を自分の視野の中に入れた時点で半分は叶っています。多くの人間はそれがなんなのか分からないまま生涯を終えるのですから。
ゴールをしっかりと見据えた後はしっかり走るだけです。走れば走るほど近づきます。

肩書きなんて意味のないものに惑わされるのはやめましょう。
あなた自身のやりたいことを本当に考えてみましょう。