起業とは結局のところお金を稼げるかである


起業に大事なものは挙げればキリがありません。
しかし、1番知っておかなくちゃいけないのは市場経済とはお金によって評価されるものであるということ。

起業で最も大事なのはお金

起業というものを大学1年生、18歳の時にしてから何年か経ちました。六本木ヒルズに入ったり(『19歳の若僧が起業して六本木ヒルズに入れたわけ』参照)、様々な業種をやらせて頂きました。選択と集中という言葉がありますが私の場合はどんな業種にどんな可能性があるか分からないと思っていた為、多少キャパオーバーになりながらも頂いたチャンスは全て使いました。もっとも今から見るとかなりやることが定まってなくてブレブレな人間であったと自覚していますがその結果として業種の中での特徴についてはほとんど網羅していると自覚しています。

そうした経験がありますから自分が言ってることはほとんどの業種には成り立つんじゃないかなという自信はあります。もちろん、メーカーやインフラなど莫大な資金が必要とされている業種については分かりません。しかし、起業する上で選択肢にあるほとんどすべての業種については言えるはずです。

その中で最も感じることと言えば、結局はお金が最も大事になるということです。『結局金が大事なのかよ』というようなことではなく、『お金という指標が非常に正確である』という風に言い換えた方が正しいかもしれません。お金というと日本では特に忌み嫌われるきらいがありますがこれほどまでに分かりやすいものさしはありません。起業で大事なことはお金に集約されます。

消費者の喜びはお金に表れる

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お金を稼ぐことによって他の人も含め豊かになるのが市場経済であるということをこの記事では話させて頂きましたが、まさにそれこそがお金の持つ役割であり、お金自体はいいものだと思った方が少なくとも仕事上ではうまくいきます。
世の中ではお金を稼ぐということはなんだかどこかからお金が湧き出るようなイメージで語られますが、お金を稼ぐということは実際には誰かしらの顧客がお金を払うことによって成立しているのです。顧客はなぜお金を払うかというと、それはそのものに価値を感じるからです。人からむりやりお金を巻き上げることなんて不可能で、お金を稼ぐということはそれだけの価値があるものを提供しなければいけないということは知るべきかなと思います。

例えば、ディズニーランドにいった5人家族が1日で合計8万円を使ったとしましょう。
それで儲かる企業っていうのはたくさんあります。鉄道会社だってそうだし、もちろんディズニーもそうです。じゃあそのとき誰か不幸になっているかといったらそれはなくてむしろ全員が幸せになっているわけです。
ディズニーランドはこれによって入場料とか飲食店のお金とかもろもろで5万円稼いだとします。じゃあこのお金がもっと増えて10万円だったとしたら、これってもっと稼いだということですよね。10万円使うということはもっと価値を感じたからということになります。稼げば稼ぐほどそれに対して感じる価値の量、勝ちを感じる人の数が増えるわけです。お金を稼ぐってのはそういうことだと思ってください。

だから、起業して売り上げが上がらなかったとしたらそれは顧客が価値を感じなかったということだと思うべきです。顧客にとって価値のあることをすれば売り上げは上がります。そうでなければ売り上げは上がりません。市場経済というのはそういうものなわけです。

起業に勉強はいらない

私自身、起業に対して勉強をしたことはありません。もちろん広い意味での勉強をさせて頂いたことはありますが、机の上での勉強をしたことはありません。なぜかというと、起業ではお金という体力が必要であり特に初期であればあるほどそれが顕著だからです。

例えばビジネスコンテストなんかに出て勉強する方もいますがそれはほぼ無意味です。実際はビジネスプラン通りにうまくいくことはGoogle、Facebookなどの世界的企業でもありませんし、実際にやってみないと分かりません。そのやった上でうまくいくかどうかは全て『お金』にゆだねられます。お金が無限にあればどんだけうまくいかなくても自分のやり方を貫くことが出来ます。でも、お金がなかったらそんなことは言ってられない。お金が尽きたら起業は終わりですし生活できなくなってしまいますからある程度自分の理想を捨てて泥臭くやらなくてはいけません。IT企業であれば受託案件をこなすということがこれに当たる場合が多いです。

要するに、”長期的視点で見て経営を行え”とか言いますがそれをそのままやったら普通に倒産するということです。短期的な利益も含めて経営を行わなければいけません。むしろ最初なんて短期的な利益を得てどんどんと会社にキャッシュをつくることばっかりです。
Googleは世界を代表する企業ですが、その理由は検索エンジンによって圧倒的な資金を得たからです。当時、競合の少ない土壌で一気に結果を出して資金を得たからYouTubeやAndroidの買収などすぐにお金にならない事業を引き受けることができたのです。あれだけのお金があればGoogleほどと言わなくてもかなりの度合いで長期的な視点での経営ができます。そもそも、立てたビジネスプランを実行する資金力は誰もありません。だからそんなことを考えることはあまり意味がないという話です。

お金があることを前提にしてはいけない

もし私が起業してすぐに1000億円の資金を無期限で借り入れできたら今よりもきっとうまくいっているでしょう。もしかしたらもう上場しているかもしれません。1億円あっただけでもだいぶ違います。
お金があるということはそれだけ成功するための要因になります。アメリカなんか顕著で金持ちの家の勉強もできる大学生は失敗してもお金があるし親のコネで簡単に就職できて困らないからどんどん起業するわけです。親から借り入れしたりしてその成功の可能性も上がります。

ただ、それをたよりにしても多くの人にはそれはないということです。起業する時の資金なんてなくて当たり前だし、銀行にいっても相手にされないのは当たり前です。でもそれが=うまくいかないということだと思っちゃいけない。1個1個お金を稼ぎながら能力をつければいい。お金を稼ぐことほど成長できることはありません。成長っていうのは本を読んだり勉強したりしてすることじゃなくて結果を出し続けることです。だからこそお金を稼ぐことをファーストプライオリティ(=最優先事項)に置くのが一番です。

お金が全てっていうのはお金が世の中で最も大事ということではなくて、お金を稼ぐことが最も自社を大きくできる術であるということです。お金があればさらに事業もうまくいきます。それこそが起業の肝です。