19歳の若僧が起業して六本木ヒルズに入れたわけ⑤


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なぜ六本木ヒルズに10代で入れたのか。それを今回お話します。
物事には全て理由があります。それは六本木ヒルズに入ったことにもあります。

19歳の若僧が起業して六本木ヒルズに入れたわけ①
19歳の若僧が起業して六本木ヒルズに入れたわけ②
19歳の若僧が起業して六本木ヒルズに入れたわけ③
19歳の若僧が起業して六本木ヒルズに入れたわけ④
19歳の若僧が起業して六本木ヒルズに入れたわけ⑤

全ての結果には理由がある

普段から、”全ての物事には理由がある”と考えています。良いことが起こったのにも理由はあります。悪いことにも当然理由があります。前回の第4回で六本木ヒルズまでいった企業を辞めるという決断をしましたが、そのような事態に陥ってしまったのにも理由があります。

六本木ヒルズに10代として入りましたが、その企業はあまりいい企業ではありませんでした。優秀なエンジニアを抱えていて必死に仕事をしていましたから業績を残せる企業ではあったでしょう。ただし、ビジョンなどはなくとりあえず安定的にお金を稼げればいいという風潮がありました。自社で大きなサービスを行おうと考えても、それに挑戦するだけの体力もなく揉めることがほとんどでした。(『19歳の若僧が起業して六本木ヒルズに入れたわけ②』参照。)

この企業を上場をも狙える成長企業にするためにはその時点で優秀なエンジニアであっても考え方や目標が同じでない人間とは分かれるべきだったでしょう。しかし、エンジニアとして優秀であったことから、それはできませんでした。当然今までの仕事に穴が空くわけですし優秀な人間は手放すわけにはいけないと考えたのです。人を切るほどの勇気を持ち合わせていませんでした。だからこそただの六本木ヒルズに入れたベンチャー企業止まりで終わったのでしょう。

六本木ヒルズに入ったのには理由がある

しかしながら、10代であの位置までたどり着くことはそう簡単ではないとは思います。おそらくは、これを成し遂げた人間は他に聞いたことがありません。
我ながらよくあそこまでいったなと思うのも事実です。もちろん、これにも理由があります。今回の最終回ではその理由について包み隠さずお伝えできればと思っております。

10代の若僧が起業して六本木ヒルズに入れたわけ、それには3つの理由があります。では、1つずつどうぞ。

1、そもそも起業前にビジネスを知っていた

給料ではなく、仕事をすることによって自分の力で稼ぐことをしたのはITが初めてではありません。その前の時点ですでに仕事を経験していました。それがセールスです。『セールスこそは最大の武器』という記事もありますが、まさにその通りでセールスをやっておけば仕事をもらうための営業もできます。人を集めるのも営業です。営業は経験しておいて損がないジャンルではないでしょうか。

セールスこそは万能のツール

元々セールスをしていく中で、『人はどうしたらお金を払うのか・何にお金を払うのか』ということをある程度知っていました。学生が起業する際にどこにも需要がないようなことで起業してしまうケースもよく見受けられますがそれはこうしたことを知らないからです。どこに需要があるかというのはセールスなどの形で経験を積んで社会の仕組みをある程度把握しないとできません。

2、自信を持ってできることに事業を絞った

USP(Unique Selling Proposition)という言葉があります。これは、自分が持っている他の人にはない強みですビジネスにおいてUSPを作ることは1つの勝ちパターンです。
強みなんてなくても起業はできるのですが、強みというのは自分たちが何をしていくのかという軸を作るうえで重要です。我々はwebのスキルを軸としてやっていくという一本通った筋があったからこそ自信を持って事業を行えました。
逆に強みがないことはやらないというスタンスをとっていました。強みのあるものに絞るためには、捨てる勇気が必要です。

これなら自信を持ってできるということを着実にやり続けた結果あそこまで利益を出すことができたのは事実です。自社サービスをやってもそれについては経験がないことのため、利益は出なかったでしょう。何もできないけどもwebなら頑張れる、そうした割り切りがあったからこそ利益を安定して出せたのだと思います。

3、空いている時間以外の全てを仕事に費やした

多くの人と話していると認識がずれていることを感じるのですが、大学生であったこともあり授業にはちょこちょこと出ていましたが、それ以外の時間については睡眠時間こそしっかり確保していたものの基本的に仕事しかしていませんでした。
別に遊ぶことを一切できないほどやれというのではなく、空いている時間があったら仕事をとりあえずやろうということです。やるべきことがあるのにも関わらず無駄な時間を過ごしている人間はたくさんいます。

精神的に甘えのある人間はまず普通に就職した方がいいと思います。起業自体は難しいということはありませんが、自分でやることをできない人間にはまず不可能だと思います。英語を勉強しようと決めても3日坊主になる人間はいますよね?そんな人間には何もできないというだけの話です。

六本木ヒルズはすぐ近くにある

世の中に起業をして六本木ヒルズに入りたい人間がどれだけいるかは分かりませんが、
起業をして成功したい人間はたくさんいることだと思います。
そういう方たちに言いたいのはそこまで難しいことじゃないよということです。
別に自分でやっていて普通なことしかした覚えはありません。やるべきことを一つ一つやっていっただけです。それが難しいというのならそれはそれでいいと思います。ただしかしそれさえできない人間は何もできないでしょう。

一つ一つこなしていくことでわずか半年足らずに六本木ヒルズに入れることもあるよというそんなお話でした。ここまで読んで頂きありがとうございました。