あなたはもう新たなメッセージアプリは出てこないと思っているのではないだろうか。
そんなことはない。次世代のメッセージアプリ『Peach』その可能性とは。
メッセージアプリの勢力図
メッセージアプリと言えば、日本ではLINE、英語圏ではワッツアップ、中国ではWeChatという風にすでにもう決まりきっているようにも思える。ところが、Kikというメッセージアプリが台頭してくるなどそうも言ってられない状況のようだ。
LINEの戦略を見れば分かるように、メッセージアプリはユーザーが毎日開くというその特性上、様々なビジネスのプラットフォームとして非常に優秀だ。『LINE LIVE』が驚くほどのユーザーを一気に獲得してしまったように、メッセージアプリとして多くのユーザーを抱えていることの力がそれほどまでに大きいことを物語っている。
新たなメッセージアプリ『Peach』
そんな勢力図に『Peach』という新たなサービスが踏み込もうとしている。そんな『Peach』とははたしてどんなものなのであろうか。実はこのアプリは従来のメッセージアプリ、そしてSnapchatなどのコミュニケーションに重きを置いたアプリともまた違う。
できることというものまた一言で説明するのも難しい。どちらかというとゲーム性の高いFacebookみたいなイメージだ。暇だったら面白い質問を探してそれに答えることもできる。
こんな具合に友人が何かをアップデートしているのを見ることができる。InstagramなどのスタイリッシュなUIのオシャレなデザインとは違ったギーク向けのプロダクトに見える。
より気軽なSNS
近年、SNS疲れという言葉が出てくるほどに、SNSの本来持つ自由に人とつながりコミュニケーションをとるといった役割から誰かに監視されているように感じるようなものになってきている。どんどんとSNSは新たなサービスに移っているようにも感じられる。それが最も顕著なのがInstagramで、オシャレさを求める同サービスでは高齢層がその中に入ってくることを若年層は嫌っているようだ。
それを予期したのかSnapchatのUIは実はちょっといじわるだったりして、使い勝手が悪く、デジタルネイティブでない世代にとっては少し加減の分かりにくいものになっている。
この『Peach』はそれで言えばさしづめギークのためのアプリといった感じで、簡素なデザインであり、とにかく機能性を追求したものであるように思える。いわゆる一般的なメッセージアプリとは少し趣の違うサービスではあるが、今後の可能性に注目したい。