メタップスとLOCUSが業務提携で『LOOP』を提供


メタップスが次々と買収・業務提携を行っている。
次は動画のジャンルでマーケティングの支援を行っていく。

メタップス続々と動画ジャンルへ

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メタップスは、先日ゲーム実況プロダクションを設立しているが、続いて動画ジャンルに歩みを進めていく。
2016年4月26日よりすでに動画制作・マーケティング支援を行うLOCUSとの業務提携を行っており、企画や制作から解析までをワンストップで提供する動画コンサルティングサービス『LOOP』を共同で展開する。

マーケティングの支援を生かすLOOP

メタップスの本業はアプリをはじめとしたマーケティングの支援である(その他、SPIKEを中心とした決済のサービスとの2本軸)。動画広告に関しても配信およびは効果の分析を行う『メタップスアナリティクス』を提供している。その中で、動画広告の制作、運用などで豊富な実績を持つLOCUSとの提携を行う流れだ。

そのLOOPは、両者の強みを生かしたコンサルティングサービスであり、LOCUSサイドで動画の制作を行い、メタップスサイドが解析ツールを提供することで、施策の評価やコンサルティングを行う。料金はおおよそ1本25万円からとなっている。LOOPではまず、『LOOP for GAME』としてゲームアプリに特化した施策を展開する見込みとなっており、今後は市場のニーズに合わせてゲーム以外の業界に向けてあらゆるジャンルに特化したサービスの提供を進める予定となっている。

loopforgame

今後期待が寄せられる動画市場

動画市場は今後伸びることが間違いないジャンルだ。その中で、広告という視点でLOOPは動画を用いる。アプリの収益化を行う『メタップス』では特にゲームジャンルのクライアントが多いとされており、そのことからも今回のLOOPはゲームを最初のジャンルとして選んでいるのだろう。最適な施策によるユーザーの獲得、ブランドの向上などを提供する。

LOOPの流れとしては、ヒアリングや要件定義を行う『現状把握』、企画案のブレストと提案を行う『企画構成』、撮影および編集の『制作』、広告の配信とサイトへの掲載の『配信』、施策の効果を評価する『評価レポート』という工程が存在する。ユーザー獲得というKPIのみならず間接的な効果を可視化することによって動画プロモーションをより効果的にする狙いがある。

動画との相性を伺わせるメタップス

動画というジャンルとメタップスの相性は非常にいいのかもしれない。社名にもなっている『メタップス』はそもそも、アプリの収益化に向けた解析および運用のツールであった。見えにくいユーザーの動きを人工知能を用いて解析するという点においてメタップスは非常に大きな強みを持っている。これは、動画にも当てはまるだろう。

通常のバナー広告などとは違って動画では解析が難しい。そして、未だそうしたガイドラインや有意な指標が存在しないのも現状である。つまり、動画は、そして動画広告は未だ手つかずの市場であるということが間違いなく言えるだろう。そこにメタップスという頭脳が参入することによって動画広告の市場は一変するかもしれない。今後も注目だ。