Facebookが音楽アプリのEyegrooveを買収


Facebookが音楽アプリのEyegrooveを買収買収した。
サービス自体は終了とのことだが、Facebookの機能として復活するだろうか。

Facebookが音楽のEyegrooveを買収

急成長の動画SNS「フリッパグラム」、42億PV/日を達成

フリッパグラムは動画や画像、テキストと60秒以内の音楽を組み合わせてコンテンツを作成し、共有できるアプリであるが、こうしたユーザーが音楽を組み合わせて動画を作ることのできるサービスがヒットしている。古くは、パソコンで編集して、動画や画像にBGMをつけたものをYouTubeに投稿されることも多かったが、それと同じことが誰でも簡単にできるとあってこうしたサービスがヒットを飛ばしている。

そして、Facebookは、このたびEyegrooveを買収した。
このEyegrooveは、サウンドクラウド上の音源から19秒の動画を作れるサービスであり、その動画(Grooveと呼ばれる)にエフェクトやフィルターをかけることもかのうである。CEOのスコット・スニッブはEyegrooveのことを『インタラクティブミュージックのインスタグラム』であると説明している。

Eyegrooveはサービス終了へ

しかしながら、この買収によってEyegrooveは近々サービスが終了となり、同社の従業員の多くはFacebookの下で働く。数十万人のユーザーにとってはショッキングな出来事であるが、Facebookは彼らの人材としての能力とサービス自体のノウハウを高く評価したのだろう。

Eyegrooveは2014年にリリースされたが、Musical.lyやDubsmashなど競合に追いやられ、ユーザーをあまり獲得することができなかった。Eyegrooveはこれまで総額約3億5000万円資金を調達しているが、Musical.lyはその額を遥かに上回る約100億円最近調達したばかりである。

Eyegrooveは人材獲得のための買収か

今までFacebookが買収したのは、Instagramワッツアップなどその道でトップを走るサービスを買収してきた。Eyegrooveは比較的うまくいっていないアプリでそれ自体は珍しい買収である。
我々が見る限り、最も価値のあるスタートアップをいくらかけてでも手に入れるというのが彼らの姿であっただろう。

今回の買収は、Eyegrooveのリソースを獲得するためのものであり、人材や技術を獲得するためのものだろうと想定される。おそらく将来的にFacebookではそうした音楽と動画、画像を組み合わせた投稿を可能にするのではないだろうか。その布石としての買収だと想定ができそうだ。